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平成２０年５月２２日
報道資料
ＮＥＣディスプレイソリューションズ株式会社
NP905J
ＮＥＣディスプレイソリューションズ（社長：津田芳明、本社：東京都港区）はこのたび、弊社プロジェクター「ビューライトシリーズ」の新商品として、Windows VistaR標準搭載の「ネットワークプロジェクタ機能」に対応した液晶プロジェクター「NP905J」並びに「NP901WJ」を平成20年6月2日から順次発売することにいたしました。国内・輸出をあわせ、発売後1年間で2機種合計6万台の販売を予定しています。
型名・パネル解像度・希望小売価格などは次の通りです。
| 型 名 | パネル解像度 | 明るさ | 希望小売価格 (税抜価格) |
質 量 | 発 売 日 |
| NP905J | XGA （1,024×768） | 3000ルーメン | 417,900円 （398,000円） |
約3.7㎏ | 平成20年6月 2日 |
| NP901WJ | WXGA（1,280×800） | 2000ルーメン | 312,900円 (298,000円） |
平成20年7月25日 |
当社は、効果的で効率的な会議やプレゼンテーションを行うことができるよう、プロジェクターの商品企画・開発において、高輝度・高画質化のほか、使いやすさなど機能の追求を行ってきました。
Windows VistaR標準搭載の「ネットワークプロジェクタ機能」に対応した機種としては、本年1月に、5種類のオプションレンズを装備するなど幅広い設置環境に対応した、明るさ5000ルーメンの「NP3150J」、同4200ルーメンの「NP2150J」並びに同3700ルーメンの「NP1150J」を発売し、好評をいただいております。また、先日、解像度1,280×800ドット、アスペクト比16：10のワイド液晶パネルを搭載したモデルで、明るさ4000ルーメンの「NP3151WJ」の発売を開始いたしました。
今回の新商品は、Windows VistaR「ネットワークプロジェクタ機能」対応モデルのラインナップ強化を目的として発売するもので、ネットワーク機能、無線LAN/有線LAN対応であることを活かして、Installation（設置）モデルとして、天吊りでの用途などもご提案してまいります。
今回の新商品発売により、Windows VistaR搭載の「ネットワークプロジェクタ機能」に対応した機種は6機種となり、「Windows VistaR対応プロジェクターならＮＥＣ」と認知いただけるよう、積極的に事業展開を行ってまいります。
なお、今回の新商品2機種は、マイクロソフト社が提供するWindows VistaRの動作認定制度である“Certified for Windows VistaR”の基準に対応した商品で、Premiumロゴを取得しております。
新商品の主な特長は次の通りです。
Windows VistaR標準搭載の、ネットワーク上のプロジェクターを検出し、画面出力する「ネットワークプロジェクタ機能」に対応しているので、RGBケーブルの用意、専用アプリケーションのインストールなどをしなくても、Windows VistaR搭載のパソコンと簡単に接続ができ、プロジェクターの投写ができます。
さらに、「リモートデスクトップ機能（注２）」にも対応しているので、プロジェクターから離れた場所にあるパソコンを、ネットワーク経由で遠隔操作できます。
「NP901WJ」は、解像度1,280×800ドット、アスペクト比16：10のワイド液晶パネル搭載で、DVDなどのワイド映像の投写に適したモデルとなっております。
I/P変換やスケーリング、ノイズリダクションなど、画像処理技術が優れている米国シリコンオプティクス社のHQVRテクノロジーを搭載した“Reon- VX”ビデオプロセッサーの採用により、高画質を実現しました。チラつきや画像のブレが少ない、滑らかで鮮明な映像を投映します。
添付のアプリケーションソフト「Image Express Utility2.0」を使用すれば、パソコンの画像をワイヤレスで、高速に転送してスクリーンに投写することが可能です。投写している画面をワンタッチの操作で切り替えたり、複数台数のパソコンを1台のパソコンで集中管理して会議を進行させることもでき、多彩なプレゼンテーションが可能です。
また、プロジェクター本体のLANポート（RJ-45）にLANケーブルを接続するか、あるいは本体に装着されている無線LANユニットにより、ネットワークを利用して、パソコンからプロジェクターの電源ON/OFFや信号の切り替えといったコントロールを行うことができます。
さらに、無線LANはIEEE802.11a/b/gに準拠し、セキュリティでは、WPA-PSK（TKIP/AES）、WPA2-PSK（TKIP/AES）、WPA-EAP（TKIP/AES）、WPA2-EAP（TKIP/AES）に対応していますので、安心してご使用いただけます。
※5GHz帯IEEE802.11a規格で使用するチャンネルはW52、W53、W56です。
複数台のプロジェクターを使用してマルチ画面で投映する場合、マルチスクリーン補正のモードをオンにすると、明るさとコントラストをプリセットされた数値に設定、さらにプロジェクターを並べて投写しながら、明るさ、コントラストの調整ができるので、各プロジェクター間の投写画面のバラつきを少なくすることができます。また、色ムラ補正も行うので、色再現を最適化します。
映像調整機能のひとつとして、医用画像の標準規格であるDICOMに近似した映像に設定する「DICOMシミュレーションモード」を、ViewLightシリーズとして初めて搭載しました。医療の教育用途で、レントゲン映像などを使用する場合に、より見やすいものにします（※）。
また、あらかじめ色付きの壁に投写したときの色データを内蔵しているため、投写された映像を白いスクリーンに投写した場合の色合いに近づけることができます。オフィスや学校の壁などの色に対応した6色と2色の黒板モード、計8色からメニューを選択できます。
※実際の診断には使用しないでください。
ViewLightシリーズとして初めてHDMI™端子を標準装備し、ハイクオリティなデジタル映像をお楽しみいただけます。この他にコンピュータ入力端子、ビデオ入力端子、S-ビデオ入力端子などを装備しており、システムアップにも幅広く対応することができます。
また、5Wのモノラルスピーカを内蔵しているので、映像とともに、音声も出力することができます。
「ピクチャーインピクチャー機能」では、子画面は、スクリーンの左上、右上、右下および左下の、4つの位置から1つ選んで表示できます（注3）。
「サイドバイサイド機能」は、メイン画面とサブ画面を左右に並べて表示します（注4）。
プロジェクター本体を上下に傾けたときに起きる投映画面の台形歪みを、本体内蔵のセンサーにより傾きを検知し、自動的にスクェアな画面に補正します。投写角を中心に上下方向±30度の範囲で自動補正しますので、本体設置が容易に行えます。また、左右方向の台形歪みも±40度の範囲で手動で補正できます。
さらに、台形歪みを補正する機能として、市販のUSBマウスを使用して画面上で4点（4隅）をクリックするか、リモコンまたは本体ボタンの操作で画像をスクエアに補正できる「SQUARE SHOTR（スクエアショット）機能」を搭載しています。補正データは保存できますので、常設している会議室などでは、常にスクエアな画面を表示できます。
電源が供給されると、自動的にスイッチが入るようにする「オートパワーオン機能」と、投写中および冷却ファンの回転中に主電源スイッチを切ったり、AC電源を切断することができる「ダイレクトパワーオフ機能」を搭載しています。天吊りでの設置や、電源を一元管理していて、すべての電源を一括してON/OFFする場所での使用などにも対応できます。
また、今回の新商品の発売にあわせて、次の専用オプション品を発売いたします。
| 商 品 名(型名) | 希望小売価格（税抜価格） |
発 売 時 期 |
| 交換用ランプ（NP05LP） | 42,000円（40,000円） |
既 発 売 |
| 天井用取付けユニット (NP07CM) | 42,000円（40,000円） |
平成20年6月2日 |
なお、新商品の主な仕様については、下記リンク先をご参照ください。
注１ 「ネットワークプロジェクタ機能」は、Windows VistaR Home Basicでは使用できません。
注２ 有線LAN使用時のみ対応。
注３ 主画面にできるのは「コンピュータ1」入力端子および「コンピュータ2」の入力端子から入力している映像、子画面にできるのは「ビデオ」入力端子および「S-ビデオ」入力端子から入力した映像のみです。
注４ メイン画面は左側に固定され、サブ画面との入れ替えはできません。
以上
＜備考＞
・ Windows Vistaは米国Microsoft Corporationの登録商標です。
・ HQVは米国シリコンオプティクス社の登録商標です。
・ HDMI、HDMIロゴ、およびHigh-Definition Multimedia Interfaceは、HDMI Licensing, LLCの商標または登録商標です。
・ ViewLightはNECディスプレイソリューションズ(株)の登録商標です。
このページに掲載されているプレスリリースその他の情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過または様々な後発事象によって変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
