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NEC NECディスプレイソリューションズ
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ホーム > プレスリリース > 平成22年-2010

平成22年1月6日
NECディスプレイソリューションズ株式会社

DLP Cinema®プロジェクター3機種の発売について
- デジタルシネマ事業を積極的に展開 -


NC3200SNC3200S


 NECディスプレイソリューションズ(社長:丸山好一、本社:東京都港区)は、このたび、米国テキサスインスツルメンツ社の2K用DLP Cinema®チップを搭載し、米国DCI(注1)制定の上映規格に準拠したDLP Cinema®プロジェクター「NC3200S」、「NC2000C」並びに「NC1200C」の3機種を商品化し、本年3月から順次出荷を開始いたします。
 国内・輸出をあわせ、発売後1年間で3機種合計4000台の販売を見込んでおります。

 映画業界においては、複数のスクリーンを持つシネマコンプレックスを積極的に展開しており、また、3Dコンテンツの増大により、今後もDLP Cinema®プロジェクターの需要が拡大していくものと見込まれています。
 このような市場動向をふまえ、新商品3機種を発売するものです。

 「NC3200S」は、スクリーンサイズ横幅32mまで対応可能(注2)のDLP Cinema®プロジェクターで、プロジェクターとランプ電源部が分かれているセパレート型となっております。
 「NC2000C」は、スクリーンサイズ横幅が20mまで、「NC1200C」は12mまで対応可能(注2)のDLP Cinema®プロジェクターで、プロジェクターとランプ電源部一体型のモデルです。
 なお、希望小売価格は3機種ともオープンとなっております。

新商品の主な特長は次の通りです。

新商品「NC3200S」、「NC2000C」、「NC1200C」の主な特長

1.対応スクリーンサイズ32m、20m、12m(注2)

「NC3200S」は、明るさ31,000ルーメンでスクリーンサイズ横幅32mまで、「NC2000C」は、明るさ17,000ルーメンでスクリーンサイズ横幅が20mまで、「NC1200C」は、明るさ9,000ルーメンでスクリーン横幅が12mまで、それぞれ対応可能(注2)となっています。

2.高精細・高コントラストを実現

米国テキサスインスツルメンツ社の解像度2048X1080ドット対応のDLP Cinema®チップを利用したDLP®方式(3チップ)を採用、コントラスト比2200:1以上を実現しています。引き締まった黒を映し出せるため、デジタルシネマやハイビジョンなどの高解像度で、かつ高コントラストを要求する入力ソースを忠実に再現します。
さらに、RGB各色15ビット幅の信号処理により、優れた色再現と幅広い階調表現を要求する入力ソースを忠実に再現、映像制作の現場でのクリエーターの要求にも対応します。

3.独自設計の2系統エアーフローによる高信頼性の実現

プロジェクター内部の発熱部の冷却は、ランプ部とその他部品部分のエアーフローを2系統にした分離した独自の設計です。大量の空気の流れを必要とするランプ部の冷却システムを他の部分と分けることにより、筐体の隙間からプロジェクター内部に入る埃や油分の混入を最小限に抑えて、高信頼性の向上に寄与します。

4. アラーム機能搭載

ランプの交換時期を知らせたり、フィルターが詰まった場合などに起きるプロジェクター内部の温度上昇時に警告を発する機能を搭載しているので、すぐに交換、対応ができます。

5.メンテナンス性の向上

ランプはもちろん、プリズム、基板など主要部品についても、容易に交換できる設計にしました。メンテナンスにかける時間が大幅低減できます。

6.使い勝手を重視した機能を搭載

  1. レンズメモリ機能、ランプパワーメモリ機能を搭載
    作品ごとに画面サイズに合わせてレンズのズーム位置やシフト位置を記憶できるレンズメモリ機能と、作品ごとにスクリーン上の映像の明るさを記憶させることのできる ランプパワーメモリ機能を搭載しています。
    画面サイズや明るさの設定が違う作品を複数上映する場合でも、信号選択のみで作品ごとに登録された条件で投写されます。
    ※制約条件があります。


  2. ランプ出力の制御機能を搭載
    低輝度から高輝度まで任意の明るさの設定が可能です。ランプの使用時間経過に伴うランプの明るさ低下に対して、明るさの変動を最小限にすることができます。
    ※明るさの変動を保てる時間は、明るさの設定値によります。


  3. セットアップや設定変更を容易に行えるソフトウェアを提供
    プロジェクターのセットアップや設定変更、微調整など容易に行うためのソフトウェアをご提供しています。

7.すべての3D映像に対応可能

1台で現状のすべての3D映像方式の投写が可能です。今後見込まれる3D映像のコンテンツの増加に対応します。
※制約条件があります。

8.多彩な入力に対応する拡張用スロットを装備

従来からある入力信号インターフェースHD-SDI、DVI-Dの他に、拡張用スロットを装備しています。RGB/VIDEO等アナログ信号を入力する内蔵型マルチメディアスイッチャー「MM3000B」や、シネマコンテンツを保存したストレージサーバーをコントロールする新しい入力インターフェースとしてイメージメディアブロック(IMB:Image Media Block)の搭載を可能にします。
※制約条件があります。

9.DLP Cinema®の機能を搭載

セキュリティやサブタイトル(字幕)等に関する米国テキサスインスツルメンツ社開発の機能であるCineLinkⅡTM、 CineCanvasTM、CinePalletteTM、 CineBlackTMを提供しています。
デジタルシネマ・コンテンツへの対応も万全です。

  1. CineLinkⅡTM :セキュリティ・マネジメント
    サーバーとプロジェクター間のローカルリンクの暗号化サポート、海賊版(不法コピー)の追跡を容易にする「透かし」の追加など

  2. CineCanvasTM :イメージ・マネジメント
    字幕及びキャプションの挿入、歪み補正、解像度変換など

  3. CinePalletteTM :カラー・マネジメント
    色範囲の拡張、カラー補正など

  4. CineBlackTM :コントラスト・マネジメント
    漆黒から純粋な白色などの純粋な色調スケールの実現など

以上

 

<備考>
・DLP(Digital Light Processing)、並びにDLP Cinemaは、米国Texas Instruments Incorporatedの登録商標です。
・CineLinkⅡ、CineCanvas、CinePalette、CineBlackは、米国Texas Instruments Incorporatedの商標です。

(注1) DCI(DIGITAL CINEMA INITIATIVES)・・・米国大手映画会社7社が組織する業界団体。
参加映画会社は、Disney, Fox, MGM, Paramount, Sony Pictures Entertainment, Universal, Warner Bros.Studiosの7社
(注2) 設置条件による


私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。

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