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2012年4月10日
NECディスプレイソリューションズ株式会社
MultiSync®MD211G3
NECディスプレイソリューションズ(社長:赤木 登、本社:東京都港区)は、医用画像表示用液晶ディスプレイの新製品として、3MP(メガピクセル)の高輝度21.3型モノクロ液晶ディスプレイ「MultiSync® MD211G3」を、本年5月28日より出荷を開始します。
新製品の希望小売価格・販売目標台数などは次のとおりです。
機種名 |
表示画素数 |
希望小売価格 |
販売目標台数 |
MultiSync®MD211G3 |
1536×2048(3MP) |
オープン |
500台/年 |
近年の医療現場では、胸部X線画像を表示するディスプレイとして、淡い陰影も忠実に再現できるものとして、3MPの高輝度モノクロ液晶ディスプレイにも強い支持があり、今後の医用画像のデジタル化の進展で高解像度モノクロ液晶ディスプレイに対する期待は更に大きくなるものと見込まれております。
今回の新製品は、このような市場動向により発売するもので、医用画像表示用の高輝度ディスプレイに対する市場のニーズに対応していきます。
新製品の主な特長は次のとおりです。
最大輝度1450cd/㎡のモノクロ液晶パネル搭載により、余裕のあるキャリブレーション特性(推奨キャリブレーション輝度は400cd/㎡)を実現。また、輝度保証は50,000時間で、長期間の安定表示を提供します。さらに、業界でも定評のあるSA-SFT(Super Advanced-Super Fine TFT)パネルなので、斜め方向から見た場合の輝度変化を抑えた視野角特性を発揮、高い表示品質を確保します。
48961階調のパレットから最適な階調特性で画像表示します。当社従来比(注1)で、4倍のキメの細かいガンマ補正が可能です。
DVI-D入力の8ビット対応との比較では、4倍の階調表現力で表示しますので、より滑らかな画像表示を実現します。
当社従来機体積比(注2)で約22%の小型化を実現。視認性を大幅に向上させました。また、ディスプレイ単体で「ガンマアジャスト」、「DICOM測定」を可能とし、外付けセンサを必要としない管理、運用も可能です。
JESRA X-0093で求められるTG18-QCの目視検査パターンの一部に準拠した表示が可能です。また、自動的にコントラスト応答試験(DICOM測定)を実施させることができますので、JESRA X-0093が求める品質管理にかかる負担を軽減させることができます。
表示する画像やコンピュータの設定に応じて、2通りの画面設定を簡単に切り替えることができます。高輝度の医用画像表示と、電子カルテなど高輝度では見難い画像表示とを切り替えて使用する時に利便性を発揮します。
診断画像データを時間が経過しても同じ画像品質でディスプレイに表示させる為に、定期的な表示品位確認(不変性試験:表示品質が変わっていないかの確認試験)を行う際の便利な多機能データ管理用ソフトウェア「GammaCompMD QA」に対応しています。ガンマ特性や輝度などのキャリブレーションの実施および、その履歴管理なども簡単に行うことができます。
なお、新製品の仕様につきましては、別紙をご参照下さい。
以上
(注1)従来機種:MD213MGのガンマ補正は13.5ビット
(注2)MD211G3のフロントセンサ体積は約210m㎥、従来機種MD213MGのフロントセンサ体積は約960m㎥
<備考>
・MultiSyncはNECディスプレイソリューションズ株式会社の登録商標です。
・記載されている会社名、および商品名は各社の商標または登録商標です。
私たちNECグループは、 「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。 |
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