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事例 アミューズメント施設
ティ・ジョイ殿
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座4-10-5三幸ビル本館5F tel.(03)3248-8172
ホームページ:http://www.t-joy.net/
(C) NEW MEDIA
企画開発部
プロデューサー
井口 洋 様
企画開発部
プロデューサー
井口 洋 様

(C) NEW MEDIA
株式会社ティ・ジョイは東映グループを中心として、大手興行会社及び新しい映像ビジネスに事業シフトの可能性を持つ企業の賛同により平成12年に設立された会社です。変容する映画興行システムや配給システムに対応すべく、都市型の複合型映画館(シネマコンプレックス)の企画、運営を手掛けており、その分野においてデジタル映画業界をリードする存在となっています。またその活動は映画のみに捉われず、コンサート中継等のイベントの衛星配信も実現。多岐にわたって活躍の場を拡げています。 T・ジョイリバーウォーク北九州全景
 T・ジョイリバーウォーク北九州全景
デジタル配信で映画の新時代をリード。時代はシネマコンプレックスからエンターテインメントコンプレックスへ。
T・ジョイリバーウォーク北九州
ティ・ジョイ殿は平成15年4月に、福岡県北九州市の複合施設リバーウォーク北九州・デコシティ内に「T・ジョイリバーウォーク北九州」をオープン。全8スクリーン、1478席を有するシネマコンプレックスで、市内でも有数のアミューズメント・スポットとして注目を集めています。全8館の内、2館でデジタル上映を行っており、「魔界転生」(東映株式会社配給)では衛星配信による上映も行われました。この度、NECビューテクノロジーとデジタル・プロジェクション・インターナショナル社(=DPI社)が共同で開発したDLPシネマTMプロジェクタ「DPC10i」をご導入いただき、現在「シアター4」に常設され、手軽にデジタル上映が楽しめるようになっています。
Interview Interviewキャッチ
御社はシネマコンプレックス(以下、シネコン)、特にデジタルシネマの分野において先駆者的な役割を果たしているとお聞きしておりますが、その具体的な活動についてお聞かせください。
井口様 現在、私どもはシネコンサイトを7ヶ所、スクリーンの総数59を有しております。その内の5サイトは単独で開館、11スクリーンでデジタル上映を行っております。今後、広島、横浜、新宿でもオープン予定であり、デジタル上映スクリーンの数もトータルで14スクリーンとなります。これは全世界のデジタル上映スクリーンの約10%のシェアを占めることになります。シネコン事業推進において、我が社は積極的に出資しており、今後も新たに開館するサイトについては、1つはデジタルシネマの上映設備を設けていく予定です。商用ベースという意味では、先進的な役割を果たしていると自負しております。
デジタル上映(デジタル配信)のメリットはどのような点でしょうか?
井口様 先ず一番に挙げられることは、コンテンツ・デリバリー(配信)のコストが抑えられる点ですね。従来のフィルム配給ですと、1スクリーン毎に一本のフィルムが必要になり、パー・スクリーンコストが増えていきますが、デジタル配信ですと配信コストは一定ですから、スクリーンが増えれば増えるほど、パー・スクリーンコストが下がっていく図式になります。これは経済効率という点で、特筆すべきポイントだと思います。また、制作サイド・観客サイドからのメリットも見逃せません。デジタルコンテンツは光学処理が簡単な上に、安定した画質と音質を供給できます。つまり、制作サイドは「クオリティの高い映像」や「迫力のある音楽」を自分たちが思い描いたように完成させて、そのクオリティを劣化させることなく観客に提供することができ、また観客も「最高の映像」、「最良の音楽」を楽しむことができるということです。さらにフィルムという媒体にとらわれないので、他の映像コンテンツ、例えばコンサートやイベント中継などを衛星を介して各劇場へ配信が可能となり、多彩な興行が実現できます。
なるほど。では「DPC10i」を導入いただいた経緯をお聞かせください。
DPC10i 井口様 まず、国内メーカーが開発したということがポイントになりました。DLPシネマTMプロジェクタは今後、発展していく商品ということもあり、運営する立場として最も気を遣うのは、保守・メンテナンスサポート体制です。海外メーカーですと、その連携を図るのに多大な時間と労力を注がなくてはなりません。ですから、国内のメーカーが開発、参入することを心待ちにしていた、というのが正直なところです。国内のメーカーなので、相互コミュニケーションがより容易、且つ迅速なサポート対応も可能になります。運用面で安心感が増すという点は、非常に大きなメリットになると感じました。さらに技術的な点から、NECビューテクノロジーの先端技術とDPI社の蓄積されたノウハウが融合したことにも期待感をいだきました。特にプロジェクタ本体とランプハウスが一体化したことは評価しています。従来ですと光ムラ、色ムラが生じ、見ている側としては、どうしてもストレスを感じることがありました。ところがランプハウスを一体化したことにより、光学的安定性が高まりこの問題を解消してくれました。
他には何かございますか?
井口様 従来の約半分に小型・軽量化され、スペースの効率的な運用が可能になった点や違法コピー等を防ぐセキュリティ面の強化、それに操作が容易になったことですかね。また導入後、多種・多様なコンテンツ配信に不可欠な各種映像信号の入力に対応した「MMS1000マルチメディアスイッチャー」を早期開発していただいたことも感謝しています。
今後、デジタルシネマ機に期待することは何ですか?
井口様 さらなるコストダウンでしょう。フィルム興行と違い、マンパワーの削減はできますが、初期投資に従来の3〜4倍程度かかるという点が1つ、もう1つは、大きな光源ランプを使用しているので光源が安定する反面、フィルムよりも電力負担が大きいという点。「DPC10i」も従来と比較すれば負担は軽減されていますが、今後のデジタルシネマ事業を進めていく上で、この2つはより一層の改善が期待されますね。
おっしゃるとおりです。コスト面に関しては解決に向けて改善を進めております。では最後に、今後の展望をお聞かせください。
井口様 我々が目指しているのは、「映画館の新しいサービスの提案」です。フィルム上映は残っていくと思いますが、デジタル化は避けて通れないでしょう。そのためには、デジタル素材(デジタルシネマ・ディストリビューション・マスター)を増やしていき、全体のコスト負担を軽減することが課題です。試算ですがデジタル上映スクリーン数が100サイトになれば、これはクリアにできるとみています。ですから、「2005年までに100スクリーン」が現在の目標です。結果としてより多くの映画ファンに、より多くの作品をハイ・クオリティで楽しんでいただけることにもつながると信じております。デジタル化の波を上手く利用して、既成概念にとらわれることなく「都市型シネコンの追求」、さらには、「シネマコンプレックスからエンターテイメントコンプレックスへの躍進」を標榜し、業界全体の旗振り役になれればと考えております。
本日はありがとうございました。
●DLP(Digital Light Processing)、DLPロゴ、DLP Cinemaはテキサス・インスツルメンツ社の商標です。
DPC10i ティ・ジョイ殿に導入いただいている[ DPC10i ]
デジタルシネマ機導入のポイント
今後の市場拡大・活性化に期待。
多種・多様のコンテンツが配信可能。
導入・運営コストの削減が望まれる。
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