お客様各位

2008年6月2日
ＮＥＣディスプレイソリューションズ株式会社

ＮＥＣプロジェクター「ビューライト　ＷＴ６１５Ｊ」添付ＵＳＢメモリの不具合について

 

　平素は弊社製品をご愛用いただき厚く御礼申し上げます。

　さて、NECディスプレイソリューションズ株式会社が２００７年８月から２００８年にかけて販売いたしましたプロジェクター「ビューライト　ＷＴ６１５Ｊ」に添付されているUSBメモリの一部に、ウイルスが混入し、出荷されたことが判明いたしました。プロジェクター本体がウイルスに感染することはありませんが、パソコンにUSBメモリを接続した場合、パソコンがウイルスに感染する可能性があります。 つきましては対象となるUSBメモリを点検させていただくことといたしました。

　お手持ちの製品をご確認いただき、該当した場合は直ちに当該ＵＳＢメモリのご使用を中止し、下記に示します方法にてご対応いただきますよう、謹んでお願い申し上げます。

　お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。 今後はこのようなことのないよう、再発防止に努めるとともに、一層の品質向上に努めて参ります。 本件不具合の対応について何とぞご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

記

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１．対象商品

２００７年８月以降に販売いたしました以下の製品が対象となります

商品名	型名	シリアルナンバー（製造番号）
ビューライトWT615J	WT615J	７７２０００１ＥＷ～７７２００５０ＥＷ
		７８２０００１ＥＷ～７８２０１１０ＥＷ
		７Ｘ２０００１ＥＸ～７Ｘ２００４０ＥＸ
		７Ｚ２０００１ＥＸ～７Ｚ２００４０ＥＸ
		８１２０００１ＥＸ～８１２０１００ＥＸ
		８２２００３３ＥＹ～８２２００８５ＥＹ

上記製造番号の一部にウイルス混入の可能性があります。
上記以外の製造番号につきましてはウイルスの混入はありません。

型名・製造番号はお手持ちの保証書または製品本体背面に記載しております。

２．対処方法

ＵＳＢメモリの処置

1. 対象製造番号のプロジェクターをお持ちの場合、後述のお問い合せ先にご連絡願います。
   お問い合わせ先にて、回収・返却についての手順をご案内いたします。また、プロジェクターに添付のＵＳＢメモリの使用は直ちに中止して下さい。
2. ＵＳＢメモリのみをお預かりし、弊社委託先にて感染有無のチェックを実施いたします。　
3. ウイルス感染の有無をチェック後、USBメモリを返送いたします。
   万一感染が確認された場合は、ＵＳＢメモリのウイルスを除去し、クリーンな状態にいたします。感染が無かった場合は、そのままUSBメモリを返送いたします。
   _{注1）本処理にあたっては、十分な管理の下でお客様のデータを取り扱いますが、データの完全な維持を保証するものではありません。
   注2）該当ＵＳＢメモリをプロジェクター本体のプロテクトキーとしてご使用の場合には、あらかじめプロテクトキーの解除をお願いいたします。プロテクトキーとしてご使用したままUSBメモリをお預かりした場合、プロジェクターがご使用できなくなりますのでご注意ください。また、プロテクトキー解除操作でプロジェクター本体がウイルスに感染することはございません。}
   

パソコンの処置

1. 対象製造番号のプロジェクターをお持ちの場合、大変ご面倒をおかけいたしますが、ＵＳＢメモリを接続した全てのパソコンに対してウイルス感染の確認をお願いいたします。
   
   • ウイルス検出ソフトをお持ちの場合
     ウイルス検出ソフトの利用方法に従い、ウイルス定義ファイルを最新の状態にした上でご確認ください。なお、感染が確認された場合はウイルス検出ソフトの指示に従って除去してください。
   • ウイルス検出ソフトをお持ちでない場合
     以下のホームページではソフトウェアの無料体験版が公開されています。また、会社・学校等でご使用のお客様はパソコン管理責任者(または、同等の業務に従事されている方)にご確認いただき、適切な処置をお願い申し上げます。
     【ご参考】
     【ウイルスバスター2008　30日無料体験版】トレンドマイクロ株式会社製
     
     http://jp.trendmicro.com/jp/products/personal/vb2008/30days_trial/index.html
     インストール後、本ソフトウェアのウイルス検索を実施し、感染の有無をご確認ください。
     なお、感染が確認された場合はソフトウェアの指示にしたがって除去してください。
     (本内容は参考情報のご提供であり、ご紹介製品の使用を強制するものではございません)

プロジェクター本体への処置

プロジェクター本体への処置は必要ありません。

３．混入ウイルスについて

ウイルス名（ウイルス名は検出するソフトによって異なる場合があります）
WORM_DROM.A　（トレンドマイクロ株式会社製検出ソフトの場合）
W32.Drom（株式会社シマンテック製検出ソフトの場合）
Win32/PSW.Agent.NDP（キヤノンITソリューションズ株式会社製検出ソフトの場合）

概要

目的のコンピュータ上に有害なファイルをダウンロードして実行し、USBメモリなどの外部記憶媒体を介して拡散するウイルスで、別名ワームといわれる種類です。危険度は「低」に分類されています。 Windowsの自動実行機能によりウイルスが実行され、ハードディスク内にウイルスのコピーが作成されます。その後インターネットに接続し、ユーザが意図しないファイルをダウンロードしようとします。また、レジストリが追加され、Windows起動時Internet　Explorer起動時にウイルスが自動実行されるようになります。

• 詳細情報
  トレンドマイクロ株式会社、株式会社シマンテック、キヤノンITソリューションズ株式会社等の情報をご確認ください。
• なお、本ウイルスは既知のものですので、ウイルス対策ソフトがインストールされ、定義ファイルが最新状態に更新されている場合は、ＵＳＢメモリがパソコンに接続された直後に検知されます。この場合は、ウイルスは拡散せず、ＵＳＢメモリから除去され、パソコン側に感染する事はありません。
  
• 現時点では当該ＵＳＢメモリにより実害が発生したとの報告は受けておりません。
• 本ウイルスはプロジェクター本体へは感染いたしません。 プロジェクターを経由してプロジェクターに接続しているパソコンへ感染することもありません。

点検のご依頼およびお問い合わせ窓口

点検のお申込は、以下の無料ダイヤルで受付いたします。

ＮＥＣプロジェクター・カスタマサポートセンター

電話番号　 ０１２０－９３５－０９１　（携帯電話・PHSからもご利用可能）

受付時間　９：００～１８：００ 誠に勝手ながら、土曜、日曜、祝日および弊社所定休日はお休みとさせていただきます。

なお、お預かりしたＵＳＢメモリの点検作業は弊社業務委託先にて実施いたします。また、ご依頼の際にお預かりした個人情報は本USBメモリの点検の目的にのみ使用いたします。
予め同意の上お電話ください。

以上

 

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