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平成12年7月5日
報道資料
NECビューテクノロジー
DLP方式モバイルプロジェクタを新発売
―パソコンレスプレゼンテーション機能内蔵モデルとしては世界最小・最軽量を実現―

(LT150J)
NECビューテクノロジー(社長:雄川孝志、本社:東京都港区)はこのたび、拡大する電子プレゼンテーション市場向け高輝度プロジェクタ「ビューライトシリーズ」の新商品として、パソコンに接続せずに単独でプレゼンテーションが可能なプロジェクタとしては世界最小・最軽量を実現した、DLP方式(注)のモバイルプロジェクタを発売することにいたしました。 国内・輸出をあわせ、発売後1年間で計1万台の販売を予定しています。 商品名(型名)・最大表示解像度・標準価格・発売時期は次の通りです。
商  品  名
(型名)
最大表示解像度
(Advanced Accublend対応)
標準価格(税別) 発 売 時 期
ビューライトLT150 (LT150J) U−XGA(1,600×1,200) 79万8千円 平成12年9月

「ビューライトLT150」は、コンパクトフラッシュカードを使用し、パソコンに接続しなくても単独でプレゼンテーション資料やデジタル画像の再生ができるビューワ機能を標準装備しています。 DLP(1チップ)方式に加え、筐体に軽量化を図れるマグネシウム合金を使用し、さらに光学エンジン・電源部・基板等、各種部品をコンパクトに設計し直したことにより、質量1.5kg、サイズは横238o×奥行196o×高さ53oと、従来機種と比べ、質量・体積ともに約3/5(60%)という大幅な小型・軽量化を実現しました。 パソコンに接続しないで単独でプレゼンテーションができるプロジェクタとしては、世界最小・最軽量のモデルとなります。(2000年7月5日現在 当社調べ)  機能面では、「ページ先読み機能」を搭載することでコンパクトフラッシュカードに記録した画像データの表示スピードを、従来機種に比べ約4倍アップさせ、よりスムーズなプレゼンテーションを可能にしました。 さらに、パワーポイントファイルをそのまま表示することができるユーティリティを本年10月から当社ホームページにて提供する予定です。 このユーティリティを「ビューライトLT150」にインストールすれば、プロジェクタ単独でコンパクトフラッシュカードに記録したパワーポイントファイルを投映することが可能になります。  当社は、営業マンが社外でプレゼンテーションを行う際に活用できるように、携帯が可能で、かつパソコンに接続せずにプレゼンテ−ションが行える、モバイルプロジェクタ「ビューライトLTシリーズ」を昨年夏に発売し、好評をいただいておりますが、最近、より一層の小型・軽量化や、パワーポイントのファイルをそのまま再生したいという、強い要望が寄せられるようになってまいりました。  今回の新商品は、こうした市場ニーズに対応し、従来機種に比べ大幅な小型・軽量化を実現、加えて、パワーポイントファイルをそのまま再生するユーティリティをホームページ上から提供し、さらにコンパクトフラッシュカードに記録した画像データの表示スピードのアップを図ることなどにより、より使いやすさを追求しました。  新商品の主な特長は次の通りです。




<新商品の主な特長>

1.パソコンを接続せずに単独でプレゼンテーションができる機種として、世界最小・最軽量を実現
 
米国テキサスインスツルメンツ社が開発したDLP(1チップ)方式の採用、筐体へのマグネシウム合金の使用、及び光学エンジン・電源部・基板等、各種部品をコンパクトに設計し直したことにより、質量は1.5kg、サイズは横238o×奥行196o×高さ53oと、従来機種に比べて質量・体積ともに約3/5(60%)という大幅な小型・軽量化を実現しました。パソコンに接続せずに単独でプレゼンテーションができるモデルとしては、世界最小・最軽量となります。(2000年7月5日現在 当社調べ)
 また、小型ソフトキャリングケースも標準添付しており、手軽に持ち運ぶことができるので、客先でのプレゼンテーションに非常に便利です。

2.コンパクトフラッシュによるビューワ機能で、パソコンレスプレゼンテーションが可能
 
コンパクトフラッシュスロットを本体に内蔵させ、コンパクトフラッシュカードに記録したJPEGなどの画像データを使用したプレゼンテーションが手軽に行えるようにしました。ノートパソコンをプロジェクタと一緒に持ち歩く必要が無く、身軽なモバイルプレゼンテーションが可能です。
 なお、パワーポイントファイルをそのまま表示することができるユーティリティを、10月から当社ホームページにて提供する予定にしており、このユーティリティをパソコンで当社ホームページからダウンロードし、LT150Jにインストールすれば、コンパクトフラッシュカードに記録したパワーポイントファイルをそのまま投映することが可能になります。(パワーポイントの効果音、アニメーション、各種エフェクト等は再生されません。また、文字の書体は元データと異なることがあります。)
 さらに、「ページ先読み機能」を搭載することでコンパクトフラッシュに記録した画像データの表示スピードを従来機種に比べ約4倍アップしたので、従来機種と比べ、よりスムーズなプレゼンテーションが可能です。
3.U−XGA対応、明るさ800ANSIルーメン、コントラスト比800:1を実現
 
LT150Jは、XGA(1,024×768ドット)フル対応に加え、NECの特許である解像度変換技術「Advanced AccuBlend」により、上位解像度であるS−XGA(1,280×1,024ドット)、さらにU−XGA(1,600×1,200ドット)表示にも対応しています。 また、明るさは800ANSIルーメン、コントラスト比も800:1を実現し、明るく色むらのないクリアな画像を投映します。
4.オンスクリーンメニューに、オリジナルメニューを作成できる「カスタマイズ機能」を 搭載
 
オンスクリーンメニューには、ビューライトシリーズで好評を得ている、プルダウン方式のオンスクリーンメニューを搭載しました。 わかりやすく、直感的な操作が可能です。
 また、使いやすさを配慮し、普段良く使う機能のみを選択した「ベーシックメニュー」と、より詳細な設定が可能な「アドバンストメニュー」の2モードを用意しました。 さらに、自分で機能を選択してオリジナルメニューを作れるカスタマイズ機能も搭載し、より使いやすくなっています。
 また、本体メモリに日本語を含む7ヶ国語表示対応の「ヘルプ」を記憶しており、いつでも操作説明を見ることができます。

5.上方向45度まで補正が可能な 上下方向台形歪み補正機能(Keystone Correction)を搭載
 
スクリーンとプロジェクタとの投射角度の関係で、画面が台形になった場合でも簡単に台形歪みを補正できる「上下方向台形歪み補正機能」を搭載しました。 この機能により社外でのプレゼンテーションに想定される、限られた設置状況下においても常にスクエアな画面を表示することができます。 上方向は45度まで、下方向は15度までの、127段階の補正が可能で、細かい調整もスムーズに行うことができ、ショウウインドウに貼り付けて設置するホログラムスクリーンへの投映にも標準で対応しています。
6.幅広いパソコンに接続が可能
 
水平走査周波数15〜100kHz、垂直走査周波数50〜117Hzに対応し、PC98−NXをはじめ、DOS/V、iMacなど幅広いパソコンに接続が可能です。

7.USBマウスを接続することにより、パソコン感覚で操作可能
 
市販のUSBマウスを接続することにより、マウスでのオンスクリーンメニュー操作や、コンパクトフラッシュに記録された画像選択をすることができます。 また、投映している画面上にUSBマウスを使って線や簡単な絵を書き込むことができ、プレゼンテーションを多彩に演出することができます。

8.動画をより美しく再生するコンポーネントビデオ入力に対応
 
コンポーネントビデオ接続ケーブルVL-CA03V(別売 標準価格10,000円税別)を使用し、RGB入力端子にDVDプレイヤーなどのコンポーネントビデオ信号を接続することにより、動画をより美しく再生できます。また、DVDやハイビジョン放送などで使用されている16:9のワイドサイズ映像にも対応しています。  また、今回の新商品向けに次のオプション品も発売いたします。

商 品 名(型名)
標準価格(税別)
発 売 時 期
交換用ランプ(LT50LP)
49,800円
平成12年9月
プレゼンテーションリモコンキット(PR50KIT)
※ビューライトVT540J、VT440Jにも使用可能
14,800円
平成12年7月

なお、新商品の主な仕様については、下記リンク先をご参照ください。
新商品の主な仕様
 
注) DLP(Digital Light Processing)は、米国テキサスインスツルメンツ社が開発したDMD(Digital Micromirror Device)を使用した方式。 DMDは、13マイクロメートル四方の小さな鏡を数百万個敷き詰めた素子で、1つ1つの鏡の向きを制御し、光源の<光を反射させ映像を映し出す。液晶を使用した場合に比べ、光学系部品を小型化できる。>
 
<備考> XGAは米国International Business Machines Corporationの登録商標、iMacは米国Apple Computer Inc.の商標、Power Point(パワーポイント)は米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標、AccuBlendは日本電気鰍フ登録商標です。

本商品に関するお客様からのお問い合わせは下記にお願いいたします
NECビューテクノロジー 営業本部 国内営業部
TEL:03(5232)6148(直通)
<新製品に関する情報>
NECプロジェクタホームページ「PROJECTOR WEB SITE」
URL http://www.nevt.co.jp/pjs/



新商品の主な仕様
商 品 名 (型 名)
ビューライトLT150(LT150J)
方  式
単板DMD反射方式





サイズ
0.7型
駆動方式
DLP方式
画素数
1,024×768
投映レンズ
マニュアルフォーカス
光源
130W NSHランプ
光学装置
カラーフィルタ回転による色分離
スクリーンサイズ
36〜200型
色再現性
フルカラー
明るさ ※1
800ANSIルーメン
コントラスト比 ※1
800:1(ANSIフルON/OFF測定法)
RGB入力
1系統(コンポーネント入力と排他使用)※2
ビデオ映像入力
コンポジット、S映像端子、各1系統
コンポーネント入力 1系統(RGB入力と排他使用)※2
音声入力
1系統(ミニジャック)
音声出力
モノラルスピーカ内蔵(1W)
最大表示解像度
1,600×1,200(Advanced Accublend対応)
走査 周波数 水平
15〜100KHz(ただしRGB入力は24KHz以上)
垂直
50〜117Hz
電源電圧
AC100V 50/60Hz
消費電力
180W
外形寸法
238(W)X196(D)X53(H)mm(突起部分含まず)
質 量
約1.5s
主な添付品
カードリモコン、コンパクトフラッシュカード(8Mバイト)、 PCカードアダプタ、RGB信号ケーブル、電源コード、 ソフトキャリングケース、レンズキャップ、CD−ROM(各種ユーティリティ)、取扱説明書、クイックセットアップガイド、保証書、ViewLightCLUB入会申込用紙
  • 1出荷時における本製品全体の平均的な値を示しており、社団法人日本事務機械工業会で定めた液晶プロジェクタ測定方法・測定条件に関するガイドライン(1999年6月)に基づいています。
  • 2コンポーネント入力時には、別売りのコンポーネントビデオ接続ケーブル:VL-CA03V(標準価格10,000円(税別)が必要になります。
  • 本製品は通産省の「家電汎用品高周波抑制対策ガイドライン」に基づいた適合品です。
  • DLP™(Digital Light Processing™)及びDMD™(Digital Micromirror Device™)は、米国テキサスインスツルメンツ社の商標です。
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