平成１３年６月２６日

報道資料

ＮＥＣビューテクノロジー

Ｓ−ＸＧＡリアル対応の高精細液晶プロジェクタを新発売

―テレシネ対応ラインダブラ機能内蔵で、大画面表示時に大型機なみの美しい画像を再現―

(写真：GT2150J）

　ＮＥＣビューテクノロジー（社長：雄川孝志、本社：東京都港区）はこのたび、Ｓ−ＸＧＡ（1,280×1,024）のリアル表示が可能で、２５００ＡＮＳＩルーメンの明るさを実現した液晶プロジェクタ 「ＧＴ２１５０」を商品化し、７月下旬から発売することにいたしました。 国内・輸出をあわせ、発売後１年間で２０００台の販売を予定しています。

｢ＧＴ２１５０｣は、水平1,366×垂直1,024画素の｢マイクロレンズアレイ(ＭＬＡ)付き１．３型ポリシリコンＴＦＴ超高密度液晶パネル｣を採用することで、Ｓ−ＸＧＡ（1,280×1,024）のリアル表示を可能とし、さらに２５０Ｗ ＮＳＨランプを採用することで、２５００ＡＮＳＩルーメンという高輝度も実現しました(オプションレンズＧＴ１９ＺＬ使用時)。 ワークステーション、ＣＡＤ／ＣＡＭ、医療など、高精細・高画質を要求される幅広い用途において、その性能を発揮いたします。
　また、弊社のＸＴシリーズ等大型機で採用しているテレシネ対応ラインダブラ機能を内蔵することにより、特に大画面表示時に美しい画像を再現することが可能になりました。
　オプションレンズは、短焦点タイプから長焦点タイプまで、５種類を用意しました。 会議室から講堂・ホール、イベント会場まで、設置場所に合わせて適切なレンズを選択することが可能になっています。

新商品の主な特長は次の通りです。


＜新商品の主な特長＞

１．Ｓ-ＸＧＡ(1,280×1,024ドット)のリアル表示で、２５００ＡＮＳＩルーメンの高輝度を実現
　水平1,366×垂直1,024画素の｢マイクロレンズアレイ(ＭＬＡ)付き１．３型ポリシリコンＴＦＴ超高密度液晶パネル｣を採用することで、Ｓ−ＸＧＡ（1,280×1,024）のリアル表示を可能としました。 さらに２５０Ｗ ＮＳＨランプを採用することで、２５００ＡＮＳＩルーメンという高輝度も実現しました(オプションレンズＧＴ１９ＺＬ使用時)。 また、ＮＥＣの特許である解像度変換技術「Advanced AccuBlend」により、上位解像度であるＵ−ＸＧＡ(1,600×1,200ドット)表示にも対応しています。

２．大型機で採用しているテレシネ対応ラインダブラ機能を内蔵
　ＸＴシリーズ等大型機で採用しているテレシネ対応ラインダブラ機能を内蔵することにより、特に大画面表示時に美しい画像を再現することが可能になりました。 動き適応型３次元走査線補間回路により、ビデオ信号表示時のラインフリッカの低減と垂直解像度の向上を行います。 また、映画のソースを表示する際、ジャギーを少なく、よりきれいに表示するためのテレシネ検出・補間機能にも対応しており、ソースにあった美しい画像を再現します。

３．デジタル入出力端子を標準装備
　ＰＣ信号用デジタル入出力端子（ＤＶＩ−Ｄ）を標準装備し、アナログ変換による信号劣化やノイズの影響を受けない、鮮明な映像を再現します。 またＤＶＩ−Ｄ端子でのリンク接続を行うことで、スタック設置時の調整がより容易になり、より安定した映像を再現することが可能になりました。

４．多彩な入力端子及び充実したシステム制御インターフェイス
　ＤＶＩ−Ｄ以外にも、アナログＲＧＢ、コンポーネント、Ｓビデオ、コンポジットなど様々な入力信号に対応しています。 さらに、ＢＳ放送のハイビジョン規格にも対応しています。 また、システム制御はリンクモード、スイッチャ連動モード、ＬＡＮ接続によりプロジェクタの操作や状態の管理を行えるＬＡＮモ−ド※に対応しているので、ユーザーニーズに合わせたシステム構築が可能です。
※別売のＬＡＮモジュールが必要です。

５．電動ズーム・フォーカス・レンズシフト機能（上下左右）を搭載
　投映レンズのズーム・フォーカスを行える電動ズーム・フォーカス機能の搭載に加え、投映画面の位置調整を本体の位置を変えないで行うことのできる、「電動レンズシフト機能」を搭載しました。 レンズシフトは上下方向だけでなく左右方向にも行え、リモコンによりワンタッチで操作できるため、セッティング作業がさらに容易になりました。

６．設置場所に応じて選択できる５種類のオプションレンズを用意
　短焦点タイプから長焦点タイプまで、５種類のオプションレンズを用意しました。 会議室から講堂・ホール、イベント会場まで、設置場所に合わせてレンズを選択することができます。

７．「ランプエコモード」搭載で、ランプ寿命最大２０００時間を実現
　省エネルギーモードとなる「ランプエコモード」を選択すると、ランプ点灯時の温度制御を行い、ランプ出力を調整することで、ランプ寿命最大２０００時間を実現いたしました。 このモードにすることにより、ランプ交換の費用や手間が大幅に削減されます。 （高輝度モード時のランプ寿命は１５００時間。なお、ランプエコモード時の明るさは２０００ＡＮＳＩルーメン。 いずれもオプションレンズＧＴ１９ＺＬ使用時）

オプション品は昨年１２月に発売した「ＧＴ１１５０」と共通で使用いたします。

また、今回の新商品の発売に伴い、「ＧＴ１１５０」の価格を本日より改定いたします。

なお、新商品の主な仕様については、下記リンク先をご参照ください。

新商品の主な仕様

以　上

＜備考＞XGAは米国International Business Machines Corporationの登録商標、AccuBlendは日本電気�鰍ﾌ登録商標です。

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本商品に関するお客様からのお問い合わせは下記にお願いいたします
ＮＥＣビューテクノロジー　営業本部　国内営業部
ＴＥＬ:０３（５２３２）６１４８（直通）

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新商品のその他の特長

１．オンスクリーンメニューに、オリジナルメニューを作成できる「カスタマイズ機能」を搭載
　オンスクリーンメニューには、プルダウン方式のオンスクリーンメニューを搭載しました。わかりやすく、直感的な操作が可能です。
　また、使いやすさを配慮し、普段良く使う機能のみを選択した「ベーシックメニュー」と、より詳細な設定が可能な「アドバンストメニュー」の２モードを用意しました。 さらに、自分で機能を選択してオリジナルメニューを作れるカスタマイズ機能も搭載し、より使いやすくなっています。
　また、本体メモリに日本語を含む７ヶ国語表示対応の「ヘルプ」を記憶しており、いつでも操作説明を見ることができます。

２．±３０度まで補正が可能な、上下方向台形歪補正機能（Keystone Correction）を搭載
　スクリーンへの投写角度が大きくなり、画面が台形になった場合、リモコンで簡単に台形歪を補正できる「上下方向台形歪補正機能」を搭載しています。 プロジェクタの投写角度に対し、上下それぞれ０度から最大３０度まで補正が可能です。 補正は１２７段階で行えるので、細かい調整をスムーズに行えます。 また、補正データを保存することができるので、常設している会議室・ホールなどでは、常にスクエアな画面を表示できます。 （ビデオなどＲＧＢ信号以外の入力の場合は、最大補正が±１５度となります)

３．幅広いパソコンに接続が可能
　水平走査周波数１５〜１０７ｋＨｚ、垂直走査周波数４８〜１２０Ｈｚに対応し、ＰＣ９８−ＮＸをはじめ、ＤＯＳ／Ｖ、ｉＭａｃ※など幅広いパソコンに接続が可能です。
※ ｉＭａｃ は米国 Apple Computer Inc. の商標です。

４．オートマチック・アジャストメント機能
　本体またはリモコンに装備されているボタンを押すだけで、パソコンとプロジェクタ接続時に必要なクロック調整、映像エリアを自動的に調整。 より奇麗で最適なポジションの画像を投映することができます。

５．環境にやさしい新素材「エコポリカ」※を使用
　キャビネットには、ＮＥＣが開発した、環境負荷が低い新難燃プラスチック「エコポリカ」を採用しました。 「エコポリカ」は、臭素やリンを含まない、安全なシリコーンを難燃剤として使用しているため、燃焼時や廃棄時の環境負荷が極めて低く、衝撃強度や耐燃性にも優れています。
※｢エコポリカ｣は日本電気(株)の登録商標です。

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