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平成13年4月25日

報道資料

NECビューテクノロジー

高輝度DLPプロジェクタ「XT9000J」の発売について

商品画像
(写真:XT9000J)


 NECビューテクノロジー(社長:雄川孝志、本社:東京都港区)はこのたび、U−XGA(1,600×1,200ドット)表示が可能で、高輝度8000ANSIルーメンを実現した、高輝度 DLP(3チップ)プロジェクタ「XT9000J」を商品化し、本日から受注を開始いたしました。国内・輸出をあわせ、発売後1年間で500台の販売を予定しています。

<型名・希望小売価格・発売時期など>
型  名 最大表示解像度
(Advanced AccuBlend対応)
パネル解像度 希望小売価格
(税別)
質 量
XT9000J U−XGA
(1,600×1,200)
XGA
(1,024×780)
1,200万円
(レンズ別売)
84kg
(レンズ含まず)

 「XT9000J」は、米国テキサス・インスツルメンツ社製の、リアルXGA(1,024×768ドット)対応DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)素子(注1)を利用したDLP

(デジタル・ライト・プロセッシング)方式(3チップ)(注2)を採用しています。また、NECの特許である解像度変換技術「Advanced AccuBlend」により、上位解像度であるS−XGA(1,280×1,024ドット)及びU−XGA(1,600×1,200ドット)表示にも対応しています。さらに、光学系の光効率を向上させるとともに、新開発の高出力ランプを採用したことにより、8000ANSIルーメンという高輝度を実現しました。

 オプションレンズは短焦点タイプから長焦点タイプまで4種類を用意しており、講堂・ホール、イベント会場など、設置場所に合わせて適切なレンズを選択することが可能になっています。
  また、ニーズの増えているデジタル入力に対応するため、PC信号用にDVI−D端子を標準装備しており、また、オプションのSDI(シリアルデジタルインターフェイス)ボードを追加することで、D1のデジタルビデオ入力が可能となっています。

 新商品の主な特長は次の通りです。

<高輝度DLPプロジェクタ「XT9000J」の主な特長>
1.リアルXGA表示で高輝度8000ANSIルーメンを実現

 米国テキサス・インスツルメンツ社製の、XGA(1,024×768ドット)対応DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)素子を利用したDLP

(デジタル・ライト・プロセッシング)方式(3チップ)を採用し、XGAリアル表示を実現しています。また、NECの特許である解像度変換技術「Advanced AccuBlend」により、上位解像度であるS−XGA(1,280×1,024ドット)及びU−XGA(1,600×1,200ドット)表示にも対応しています。さらに、光学系の光効率を向上させたことに加え、新たに開発した2.0KWキセノンランプを採用したことにより、8000ANSIルーメンという高輝度を実現しました。

2.静音設計により低騒音化を実現
 セット内部の騒音がなるべく外に届かないよう密閉度を高めるとともに、内面には吸音部材を用いることで、遮断と吸音とを効果的に実現。さらに、排気路に直接騒音が出ないよう複雑な形状を持たせることで、低騒音化を図りました。

3.シリアルデジタルインターフェイスボード(オプション)を装備することでD1のデジタル入力が可能
 オプションのSDIインターフェイスボードを使用すれば、D1のデジタルビデオ信号のダイレクト入力が可能になりました。
 なお、PC信号用のデジタル入力はDVI−D端子を標準装備しており、入力から出力までの一貫したフルデジタル映像表示を実現することで、アナログ変換による信号劣化やノイズの影響を受けない、鮮明な映像を投写します。

4.入力信号毎にレンズの調整位置を記憶可能
 入力信号毎に、レンズシフトの位置(垂直、水平)やフォーカス・ズームを記憶しておけるので、信号を切り替えてもスクリーンに合わせた投映が可能です。

5.2台のスタックにより、最大16,000ANSIルーメンのシステムが可能
 スタック設置を考慮した設計により、2台までのスタックが可能です。最大16,000ANSIルーメンの高輝度システムが実現できます。※
※スタック設置時は、スタック用のスタンドが必要になります。

6.テレシネ補間信号プロセッサを搭載
 映像を更に美しく表示する、テレシネ補間信号プロセッサを標準搭載。テレシネ検出により走査線補間を最適化し、輪郭や細部の描写まではっきりと再現します。

7.上下方向台形歪補正機能をはじめ、多彩な機能を搭載
 上下方向台形歪補正機能やプルダウン方式のオンスクリーンメニューなど、多彩な機能を搭載しています。

 なお、レンズ及びオプションにつきましては次の通りです。

<オプションレンズ>
型 名 希望小売価格
(税別)
倍率 発売時期
TL-08SF(Short Focal Lens 0.84) 160万円 0.84 発売中
TL-1ZH(Zoom Lens 1.5〜2.5) 160万円 1.5〜2.5:1 平成13年4月
TL-2Z(Zoom Lens 2.5〜4.0) 110万円 2,5〜4.0:1 発売中
TL-4Z(Zoom Lens 4.0〜7.0) 110万円 4,0〜7.0:1 発売中
<オプション>
商 品 名 希望小売価格
(税別)
発 売 時 期
XT SDI BOARD(SDIインターフェイスボード) 198,000円 発売中
XL CMKIT(天井用取付ユニット) 198,000円 発売中

なお、新商品の主な仕様については、下記リンク先をご参照ください。

新商品の主な仕様

 以 上

注1 DLP™(Digital Light Processing)は、米国テキサス・インスツルメンツ社が開発したDMD(Digital Micromirror Device)を使用した方式。 DMDは、14マイクロメートル四方の小さな鏡を数百万個敷き詰めた素子で、1つ1つの鏡の向きを制御し、光源の光を反射させ映像を映し出す。 液晶を使用した場合に比べ、光学系部品を小型化できる。
注2 DLP™(Digital Light Processing™)及びDMD™(Digital Micromirror Device™) は、米国テキサス・インスツルメンツ社の商標です。


 


本商品に関するお客様からのお問い合わせは下記にお願いいたします
NECビューテクノロジー 営業本部 国内営業部
TEL:03(5232)6148(直通)


「XT9000J」の主な仕様
投写方式 DLP方式
解像度 XGA DMD素子X3枚(1,024X768X3)
コントラスト比 400:1(Full ON/OFF)
光源 2.0KWキセノンランプ
光出力
(AC200-240V電源の場合)
8000ANSIルーメン(高輝度モード)
7200ANSIルーメン(ノーマルモード)
6400ANSIルーメン(低輝度モード)
スクリーンサイズ 80〜500型
入力信号 RGBHV、コンポジットビデオ、Sビデオ、HDTV信号
デジタルインターフェイス※2 RGBデジタル:TMDS準拠
SDIインターフェイス(D1:オプション)
   SMPTE 259M LevelC 4:2:2 525/625component
入力端子 RGB/Y,Cb/Pb,Cr/Pr 2(BNC)
RGB,H(HV),V  1(D−Subミニ15Pin)
Y Pb Pr/Y Cb Cr 1(RCA )
ビデオ 1(BNC) 1(RCA)
Sビデオ 1(Sビデオ端子) 1(2BNC for Y,C)
デジタル入力端子 RGBデジタル  1(DVI−D 24Pin Type)
SDIインターフェイス(D1:オプション) 1(BNC)
対応走査周波数 水平 15KHz〜107KHz
垂直 24Hz〜105Hz(3Dを除く)
ピクセルクロック 最大100MHz
解像度 XGA(1,024×768)フル対応
(最大表示:1,600×1200 アドバンスドアキュブレンド使用時)
電源電圧・消費電力 AC200〜240V 単相:2.8kw
単相最大14A(自動制限)
外形寸法 680(W)X420(H)X1016(D)mm
(ハンドル/フット受け含まず・レンズフード/フットアジャスタ含む)
質 量 約84Kg(レンズ除く)




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