平成１４年９月１９日

報道資料

ＮＥＣビューテクノロジー

業界初のイメージセンサ内蔵 高輝度液晶プロジェクタ２機種を新発売 −世界一（注）の斜め投映を実現、ネットワークにも対応−

（写真：MT1065J）

ＮＥＣビューテクノロジー（社長：雄川孝志、本社：東京都港区）はこのたび、拡大する電子プレゼンテーション市場向けに、弊社データプロジェクタ「ビューライトシリーズ」の新商品として、業界初のイメージセンサ内蔵により「オートフォーカス」、「壁色補正」を実現した高輝度液晶プロジェクタ「ビューライトＭＴ１０６５」および「ビューライトＭＴ１０６０」の２機種を、本年９月２０日から発売することにいたしました。国内・輸出をあわせ、発売後１年間で２機種合計 ５万台の販売を予定しております
型名、最大表示解像度、明るさ、希望小売価格などは次の通りです。

☆「ビューライトＭＴ１０６５/ビューライトＭＴ１０６０」の主な特長 

◎イメージセンサ内蔵により、フォーカス調整を自動的に行う「オートフォーカス」、淡い色の壁などに投映しても白いスクリーン投映時の色合いに自動調整する「壁色補正」を実現 

◎新規開発の画像歪補正技術「ＳＱＵＡＲＥ ＳＨＯＴ™」搭載で、投写角を中心に上下±４０°、左右±２７°までの世界一広い範囲からスクエアに投映が可能 

◎無線ＬＡＮ対応により映像信号ケーブル接続不用 

◎オプション品の長寿命ランプを使用することで、最大４０００時間のランプ寿命と、騒音レベル２９ｄＢを実現

＜新商品の主な特長＞

１． 業界初のイメージセンサ内蔵により、「オートフォーカス」、「壁色補正」を実現
２次元イメージセンサを内蔵したことにより、フォーカス調整を自動的に行う「オートフォーカス」と、淡い色のついた壁などに投映しても白いスクリーン投映時の色あいに自動調整する「壁色補正」を実現しております。 
「オートフォーカス」は、まず、フォーカスパターン映像を投写し、フォーカスレンズを回転させながら画像をイメージセンサでとらえ、パターン映像のエッジが最もはっきりしているところを判断し、自動的に調整します。
 「壁色補正」は、独自の新適応型色補正技術とイメージセンサで、Ｗ（白）、Ｒ（赤）、Ｇ（緑）、Ｂ（青）を補正する技術です。まず、Ｗ（白）→Ｒ（赤）→Ｇ（緑）→Ｂ（青）の順でテストパターン画像を投射し、そのときの色の状態をそれぞれイメージセンサで検出します。予め設定してある本来の色との差を検出して逆補正をかけることで、元の色に近づけます。 
※本機能は４０〜１５０型の投映サイズで使用可能

２． 「ＳＱＵＡＲＥ　ＳＨＯＴ^ＴＭ（スクエアショット）」で世界一（注）の斜め投映を実現
当社独自の画像変換技術を組み込んだ新開発ＡＳＩＣの搭載により、従来の上下左右の台形補正技術では補正しきれない立体的な歪みを補正する３Ｄリフォーム機能で、より美しい画像を投映できるようにしました。添付のＵＳＢマウスを使用して画面上で４点（４隅）をクリックするか、リモコンか本体ボタンの操作で画像をスクエアに補正できます。
 また、縦台形補正±４０°、横台形補正±２７°という世界一広い範囲での台形歪補正が可能ですので、補正はおよそ１度１ステップで行えるので、細かい調整をスムーズに行えます。
 さらに、補正データは保存できますので、常設している会議室などでは、常にスクエアな画面を表示できます

３． 無線ＬＡＮ・有線ＬＡＮに対応、ランプ寿命やエラーメッセージをＥメールでお知らせ
当社は、パソコン画面を効率良く高速・高画質に転送する技術を開発しました。オプションの無線ＬＡＮカードをプロジェクタのＰＣカードスロットに装着し、ネットワーク接続設定をすれば、無線ＬＡＮに対応したパソコン画像を映像信号ケーブルなしで投映が可能です。複数のパソコンを使用した会議などでは、パソコンのつなぎ換えもプレゼンターの移動の必要もなくなります。 
また、市販の有線LANカードを使って、パソコンでプロジェクタの監視やコントロールをネットワーク経由で一括管理でき、さらにプロジェクタから３つの宛先にＥメールでランプ寿命やエラーメッセージを送信できる「メール通知機能」を装備しています。
 ※Macintoshでは「メール通知機能」以外は使用できません。

４．長寿命ランプ（オプション品）使用で最大４０００時間のランプ寿命と、騒音レベル２９ｄＢの静音化を実現
省エネルギーモードの「ランプエコモード」を選択すれば、ランプ寿命を３０００時間にできます。この他、オプション品の長寿命ランプを使用すれば、ランプ寿命を最大４０００時間に延長することもできます。これらにより、ランプ交換の費用や手間が大幅に削減できます。 
また、当社独自の分割冷却方式と大型の排気ファンを採用することにより、長寿命ランプを使用時に２９ｄＢの静音化を実現しました（ランプエコモード時は３４ｄＢ、ノーマルモード時は３９ｄＢ）。非常に静かな環境下で大画面映像をご覧いただけます。

５．「誤操作防止」、「設定変更防止」、「使用防止」の３つのセキュリティ機能を搭載
担当者以外がむやみに操作できないように、本体の操作ボタンを無効にして、リモコンでしか操作を出来なくする「キーロック」機能を搭載しました。例えば、学校の教室などで使用する際に生徒による誤操作を防止できます。また、パスワードを設定すれば、あらかじめ設定しておいたプロジェクタの設定内容を変更できないようにすることも可能です（メニュー及びバックグランドロゴ）。さらにＰＣカードによる認証設定を行えば、ＰＣカードによる認証を行わないかぎりプロジェクタの使用ができなくなるため、盗難防止に効果的です。

６．ＰＣカードを利用したビューワ機能で、パソコンレスプレゼンテーションが可能
本体にＰＣカード（PCMCIA TYPE�U　ATA仕様）スロットを内蔵しているので、ＰＣカード（市販）を差し込むことで記録したＪＰＥＧなどの静止画像データを使用したプレゼンテーションが手軽に行えます。デジタルカメラで撮影した静止画をすぐに投映したい時などに最適です。スロットは２つありますので、無線（有線）ＬＡＮカードとの併用が可能となっています。

また、今回の新商品発売にあわせ、次のオプション品を発売いたします。

新商品のその他の特長については、下記リンク先をご参照ください。

その他の特長　　　　　主な仕様

以　上　

（注）６kg以下のポータブルプロジェクタにおいて。平成１４年９月１９日現在、当社調べ
　 　　補正後の最大角度は３５°で弊社製品「ＬＴ２６０Ｊ」（平成１４年８月発売）と同等