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 平成15年7月9日
NECビューテクノロジー


NECビューテクノロジー(社長:雄川孝志、本社:東京都港区)は、中国におけるプロジェクタの生産委託量の拡大並びに中国内の販売拡大などに対応することを目的に、中国・市に資材調達・支給の一元管理を含む生産管理、世界市場へ向けての製品出荷指示や中国内の物流管理などの機能を担うオペレーション統括会社の設立を申請いたしましたが、去る6月2日に登記を完了、また、このほど営業開始のための諸手続きも完了しましたので、お知らせします。

社名は「」、資本金は400万香港ドルで、全額NECビューテクノロジーの出資になります。本社は中国広東省市、董事長には木本良宏(NECビューテクノロジー 取締役支配人)が就任いたします。
営業開始は本年10月1日、営業開始時の従業員数は15名を予定しており、初年度売上高は110億円を見込んでいます。

 プロジェクタ市場は、世界市場において毎年2ケタ伸長が続いておりますが、一方で、市場拡大に伴う競争激化で低価格化が進行しております。当社では、このような市場環境に対応するため、中国生産の拡大によるコストダウンを進め、2003年度中には生産量全体の8割を中国で生産する計画にしています。また、中国市場はここ数年、対前年比130%の伸長率(当社予測)で拡大すると思われ、大きな伸長が見込める市場と考えています。

これらのことをふまえ、当社は、今年度中に中国内の生産委託先を増やし、各生産委託先に対し、新会社が立ち上げる「生産統括システム」を導入し、カンバン方式などの生産革新を指導、導入することで、生産変動への対応力強化並びに生産性の向上を図ります。新会社は、離れた複数の生産拠点の生産状況をそれぞれ把握することができるため、生産拠点複数化による資材調達・支給や生産管理、物流面における様々なロスを解消できます。さらに、各生産拠点の競争意識も高め、離れた拠点をあたかも一つの企業のようにバーチャルに統括・運営することができます。

なお、当社では、2003年度上期中に日本・北米・欧州をはじめとする販売関係のサプライ・チェーン・マネジメント(SCM)を稼動させる予定で、最終的にはこれを、「生産統括システム」と統合し、2004年度上期中に開発・設計、生産から販売に至るまで、一気通貫のSCM構築を目指してまいります。
これにより、当社は、市場競争力を高め、事業基盤の強化を図ってまいります。


新会社の概要についてはこちらをご参照ください。

以 上


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