平成１５年９月２９日

報道資料

ＮＥＣビューテクノロジー

ランプ２灯式を採用し、長時間連続使用を実現した リア投写専用 高精細液晶プロジェクタ「ＧＴ６０００Ｒ」の発売について

（写真：GT6000Ｒ）

ＮＥＣビューテクノロジー（社長:雄川孝志、本社:東京都港区）はこのたび、長寿命ランプ２灯式を採用することで、最大９０００時間の長時間連続使用を実現したリア投写専用高精細液晶プロジェクタ「ＧＴ６０００Ｒ」を商品化し、本日から受注活動を開始することにいたしました。国内・輸出をあわせ、発売後１年間で３０００台の販売を予定しています。

＜型名・希望小売価格・発売時期など＞

「ＧＴ６０００Ｒ」は、システム用途向けのリア投写専用モデルとして商品化したもので、長寿命ランプ２灯式を採用し、ランプの１つに寿命がきても、もう１つのランプで投映を継続させるランプ切り替え機能を搭載することで、長時間連続使用を実現しました。
また、ＬＡＮポート標準装備によるプロジェクタ制御、無線ＬＡＮにも対応した画像送信、さらに、スタック投映やＤＶＩ、ＢＮＣなど豊富なインターフェイス装備等、様々なシステムでご使用いただけます。

新商品の主な特長は次の通りです。

＜新商品の主な特長＞

１．リアル ＳＸＧＡ＋（１４００×１０５０）の高解像度

ＳＸＧＡ＋（1,400×1,050）の高解像度の液晶パネルを搭載しているので、高精細な映像が要求される監視・制御などの用途やデザインの現場など、様々なシーンに対応できます。なお、ＮＥＣ独自の解像度変換技術「Advanced AccuBlend」により、Ｕ−ＸＧＡ（1,600×1,200）まで表示が可能です。

２．長寿命ランプ２灯式により最大９０００時間の長時間使用が可能

長寿命ランプ２灯式を採用することで、１灯のランプ寿命が来た時やランプ切れが生じても自動的にもう一つのランプに切り替えるランプ切り替え機能を装備しているので、最大９０００時間の長時間連続使用が可能です。ランプ交換回数軽減などでメンテナンスの手間がかかりません。
また、２灯のランプを同時に点灯させることにより、２０００ルーメンの高輝度も実現可能です。
２灯のランプを同時に点灯させるとランプ寿命は４５００時間となります。

３．多彩な入力端子及び充実したシステム制御インターフェイス

アナログＲＧＢ入力端子２系統（ＢＮＣ、Ｄ−ｓｕｂ１５ｐ）、デジタル信号入力端子（ＤＶＩ−Ｄ）、Ｓビデオ入力端子、ビデオ入力端子、アナログＲＧＢ出力端子（Ｄ−ｓｕｂ１５ｐ）、音声出力端子等を装備し、アナログＲＧＢ信号、デジタルＲＧＢ信号、コンポーネント信号、Ｓビデオ信号、コンポジット信号はもちろん　ＢＳハイビジョン信号にも対応してます。
また、システム制御はＲＳ−２３２Ｃに加え、無線ＬＡＮ、有線ＬＡＮ（ＲＪ−４５）接続によるプロジェクタの操作や状態の管理など、ユーザーニーズに合わせたシステム構築が可能です。
　さらに、本体にＰＣカード（PCMCIA TYPE II　ATA仕様）スロットを内蔵しているので、ＰＣカード（市販）を差し込むことで記録したＪＰＥＧなどの静止画像データを使用したプレゼンテーションやデジタルカメラで撮影した静止画をすぐに投映することも可能です。スロットは２つありますので、無線ＬＡＮとの併用が可能となっています。

４．無線ＬＡＮ・有線ＬＡＮに対応、ランプ寿命やエラーメッセージをＥメールでお知らせ

ＬＡＮポート（ＲＪ−４５）を標準装備していますので、市販の有線ＬＡＮケーブル（Ethernetケーブル）を使って、パソコンでプロジェクタの監視やコントロールをネットワーク経由で一括管理できます。また、オプションの無線ＬＡＮカード（SWL-2100-NJ：オープン価格）をプロジェクタのＰＣカードスロットに装着し、ネットワーク接続設定をすれば、パソコン画像を映像信号ケーブルなしで投映が可能です。複数のパソコンを使用した会議などでは、パソコンのつなぎ換えも説明者の移動の必要もなくなります。さらにプロジェクタから３つの宛先にＥメールでランプ寿命やエラーメッセージを送信できる「メール通知機能」を装備していますのでメンテナンスに有効です。
※Macintoshでは一部機能のみ使用可能

５．新開発のＬＳＩ採用による高画質設計

３次元Ｙ／Ｃ分離（ＮＴＳＣ信号時）によるクロスカラー、クロスルミナンスを大幅に低減する１０ビットビデオデコーダＬＳＩと、人間の目の特性を利用してコントラスト感のある画質を実現する
「SweetVision」機能を内蔵したＬＳＩを新たに開発・採用しました。さらに映画やビデオを高画質に表示するために業界で高い評価を得ているファロージャ製のデインターレース用ＬＳＩを採用し、高画質映像を再現します。

６.入力端子間の切替時の画面表示がスムーズ

従来はプロジェクタ入力信号の切り替え時（ビデオ⇔ＰＣ．ＰＣ⇔ＰＣ等）、いったん黒画面となったり、またはノイズ等が発生しておりましたがあらかじめ入力する（切り替える信号及び入力端子）信号をプロジェクタに記憶させることで　プロジェクタ内部で画像表示の準備をする処理を行います。
これにより、入力端子間の切り替え時において、あたかもパワーポイントのスライドショーのごとくスムーズに画像が切り替わります。

なお、オプション品は次の通りです。

なお、新商品の主な仕様については、下記リンク先をご参照ください。

以　上