「HT1100」は、昨年発売し、好評をいただいている「HT1000」の後継機種として商品化したもので、3500:1の高コントラスト比実現のほか、DVDプログレッシブにも対応した「SweetVision(R)2」の搭載などで、さらなる高画質・映像美を追求したモデルとなっております。
デジタルシネマの世界で実績を持つDLPシネマTMプロジェクタも手がけた実績を生かし、当社は、今後も映画という映像分野の最高レベルで培った映像に対するこだわりをホームシアタープロジェクタにおいても展開してまいります。
<新商品の主な特長>
1. 3500:1の高コントラスト比を実現
マイクロミラーのチルト角(振り角)が12度の0.7型XGAのDMDパネルを採用したDLPTM方式で、DMDパネルと投写レンズの間にプリズムなどの光学素子を使用しない独自開発の光学ユニットと、輝度・コントラスト調整を光学的に行う可変式の光学絞り(アイリスレバー)を採用することにより、3500:1の高コントラスト比を実現しました。アイリスレバーによる光学的な調整率を「80〜100%」から「60〜100%」と、従来機種と比べ、可変幅を向上させたことにより、部屋の明るさや好みに応じて輝度とコントラストを調整できます。
2.DVDプログレッシブにも対応「SweetVision(R) 2」を搭載
輝度レベルは同じであっても、被写体の周囲を若干暗くすることで、立体感を得られるという目の特性:「クラークオブライエン効果」を利用した当社独自の「SweetVision(R) 」機能をDVDプログレッシブにも対応可能にしました。これにより、525i(480i)、625i(576i)、525p(480p)、625p(576p)の入力に対応し、64段階の調節が可能となりました。映像の微妙な奥行きやコントラスト感を高め、立体的な映像を作り出すことができます。
3.新ハイビジョンIP変換(デインターレース)機能搭載
NECが独自に開発したスケーリングLSIを搭載したことにより、HDTV1125i(1080i)信号入力時に、字幕などの文字やハイビジョン接続機器のオンスクリーンメニューのボケ感やチラツキを解消します。
4.10ビットデジタルビデオデコーダLSI搭載で鮮明な画像を表現
NECが開発した10ビットデジタルビデオデコーダLSI搭載により、入力される映像信号に適応して最適な特性を実現するガンマ補正機能によって暗い部分も鮮明に表現できます。同時に色の再現性を大きく向上させました。
さらに、3次元Y/C分離(NTSC信号時)がクロスカラー、クロスルミナンス、さらにノイズも徹底的に低減するので、コンポーネント信号だけではなく、字幕のちらつきやぼけ感を解消し、映像を鮮やかに投写します。
5.色再現性を高めた新カラーホイール採用
色分離特性の見直しをした新「6セグメントカラーホイール」を採用することにより、さらに高い色の再現性を実現しました。
6.投写環境に合わせた設置が可能
スクリーンモードが16:9の時に、画像の劣化なしに上下方向にそれぞれ192画素分の移動が可能です。例えば4:3の100型スクリーンに16:9の映像を投写した場合、上下方向それぞれ20センチの範囲で移動することが可能なので、スクリーンと本体の高さが固定されないため、設置の自由度が広がります。
また、短焦点レンズの採用や、斜めから投写することで生じる画像の歪みを簡単に補正できる「SQUARE SHOT(R)」の搭載など、投写環境に合わせた設置が可能となっております。
7.55パターンまで記憶できる豊富なユーザーメモリ機能搭載
ビデオ、Sビデオなどの入力ごとに5種類の映像モードが選べるほか、好みに合わせて調整した状態を本体メモリに最大55パターンまで記憶させることができるので、いつでも好みにあった映像を見ることができます。
8.多彩な映像ソースに対応するインターフェースを装備
コピープロテクション形式(HDCP)対応のDVI端子やデジタルカメラの画像に対応するPCカードビューワなども装備し、デジタル時代の様々なホームエンターテイメント、マルチメディアに対応しています。また、本体の電源ON/OFFとスクリーンの上げ下げが連動できるスクリーントリガー端子も備えています。
9.その他
・バックライト機能搭載リモコン採用
・ランプエコモード時29dB、ノーマル時でも32dBの静音設計
・スタンバイ時の消費電力0.6W(省電力モード時)
<HT1100Jオプション品>