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平成17年11月7日

報道資料 

NECビューテクノロジー

無線・有線LAN対応の液晶プロジェクタ2機種を新発売

― スピーディーなワイヤレスプレゼンテーションを実現 ―

LT380
ビューライト LT380


 NECビューテクノロジー(社長:雄川孝志、本社:東京都港区)はこのたび、拡大する電子プレゼンテーション市場向けに、弊社データプロジェクタ「ビューライトシリーズ」の新商品として、無線・有線LAN対応の液晶プロジェクタ「ビューライトLT380」並びに「ビューライトLT280」を、本年11月21日から発売することにいたしました。国内・輸出をあわせ、発売後1年間で2機種合計10万台の販売を見込んでおります。

型名、明るさ、希望小売価格などは次の通りです。

商 品 名
(型 名)
パネル解像度 明るさ 質量 希望小売価格
(税抜価格)
ビューライトLT380
(LT380J)
XGA
(1024×768ドット)
3000ルーメン 約3.5kg 522,900円
(498,000円)
ビューライトLT280
(LT280J)
2500ルーメン 417,900円
(398,000円)

 当社は、様々な使用シーンにプロジェクタを活用していただけるよう、商品企画・開発において高輝度・高画質化のほか、使いやすさや設置の自由度の向上などを追及してまいりました。

「ビューライトLT380」並びに「ビューライトLT280」は、NECインターネットシステム研究所と共同開発した、パソコン画面を効率良く高速・高画質で伝送する高速高画質符号化技術「スィートコンプレッション™」を採用しています。これにより、写真や文字、図形が混在した複雑な資料でも、パソコンとプロジェクタの間を添付の無線LANカード(IEEE802.11b/g準拠(注1))とユーティリティソフトを使用して接続すれば、パソコン画面に表示した資料を映像信号ケーブルなしで高画質かつスピーディーにプロジェクタで投写できます。また、パソコンで発表者のプレゼン資料をキャプチャーしたり、ネットワーク上でダウンロードすることができるので、ペーパーレスプレゼンも可能になります。
  さらに、有線LAN端子(RJ−45)を装備、ネットワーク経由でパソコンからプロジェクタの電源ON/OFFや入力信号切り替えなどのコントロールを行うことができます。

 このほか、素早い投写と片づけができる「クイックスタート&クイッククーリング」機能や、投写角を中心に上下±40°、左右±35°までの広範囲でスクエアに投写を可能にする「SQUARE SHOT®(スクエアショット)」なども搭載しており、スムーズかつ快適なプレゼンテーションを可能にしました。

 新商品の主な特長は次の通りです。

<新商品の主な特長>

1.無線LAN対応で簡単でスピーディーなワイヤレス&ペーパーレスプレゼンテーションが可能(注2)

当社とNECインターネットシステム研究所が共同開発した、高速高画質符号化技術「スィートコンプレッション™」を採用しました。これにより、パソコンのCPU性能にさほど左右されず、写真や文字、図形が混在した複雑な資料でも高画質でかつスピーディーに伝送できます。標準添付の無線LANカード(IEEE802.11b/g準拠(注1))をプロジェクタのPCカードスロットに装着し、パソコンにユーティリティソフト「Image Express Utility2.0」をインストールしてネットワーク接続設定をすれば、無線LANに接続したパソコンの画像を映像信号ケーブルなしで投写が可能で、次のような使用シーンに対応できます。

1. 1台のパソコンから複数のプロジェクタへの伝送
2. 1台のパソコンから複数のプロジェクタと複数のパソコンに画像を伝送
3. パソコンを使用する複数の参加(出席)者がいる場合、発表したい人が「発表者ボタン」をクリックするだけで、投写画面の切替えが可能
4. プロジェクタからネットワーク上のパソコンを操作可能

また、発表者が許可すれば、
 
5. 発表者のプレゼン資料を他の参加(出席)者がパソコンでキャプチャーとメモ追加が可能
6. 発表者のプレゼン資料を他の参加(出席)者がパソコンでネットワーク上にてダウンロードが可能

といった機能を搭載しているため、ペーパーレスプレゼンが可能です。

2.かんたん接続を実現(注2)

無線LANの面倒なIPアドレスなどの設定が不要な「かんたん接続」を搭載。セキュリティも含め、自動的に接続設定を行い、終了時には自動的にパソコンやプロジェクタの設定を元に戻します。(※)
なお、終了時に「会議再開用ファイルの保存」を選択すると、デスクトップ上にアイコンが作成され、2回目以降はそのアイコンをダブルクリックするだけで接続できるので、よりスピーディーな接続が可能です。

(※)Windows®XP管理者権限を持つユーザーに限られます。

3.異なるネットワーク間でのLAN接続が可能

添付のユーティティソフト「Image Express Utility2.0」の機能アップにより、違うネットワーク上のパソコンやプロジェクタもLAN接続して会議が行えるようになりました。これにより、例えば、離れた拠点の間でも同一画面を見ながら会議ができるようになりました。(※)

(※)ネットワーク環境によっては、通信速度が低下したり、接続できない場合があります。

4.パソコンからプロジェクタの制御が可能

有線LAN端子(RJ−45)を装備しており、パソコンから電源のON/OFFや入力信号の切り替えなどのコントロールができます。さらにプロジェクタから最大3カ所の宛先にEメールでランプ寿命やエラーメッセージを送信できる「メール通知機能」を搭載しています。

5. 「SQUARE SHOT®(スクエアショット)」と自動台形歪補正機能搭載

当社独自の、台形歪みを補正する3Dリフォーム機能「SQUARE SHOT®」で、より歪みのない画像を投写できます。市販のUSBマウスを使用して画面上で4点(4隅)をクリックするか、リモコンか本体ボタンの操作で画像をスクエアに補正できます。上下±40°、左右±35°の範囲での台形歪補正が可能なので、設置範囲が広がります。補正データは保存できますので、常設している会議室などでは、常にスクエアな画面を表示できます。
また、自動台形補正機能を利用すれば、上下方向の傾きを本体内蔵のセンサーが感知し、画面の歪みを自動補正することができます。

6.すばやい投写と片づけができる「クイックスタート&クイッククーリング」

電源を入れてから約15秒で、接続しているパソコンやビデオの映像を画面に写すことができます。また、電源を切ってからファンが停止するまでの時間も約30秒と短いので、会議や授業が終わった後に、素早くプロジェクタを片づけることができます。

7.豊富な入出力端子を装備

コンピュータ入力端子、ビデオ入力端子、に加え、コンポーネント入力端子、DVI−D端子(※)、 PCカードスロットなど、多彩な入出力端子を備えています。
また、新開発の3次元Y/C分離回路やIP変換回路に加え、ピクチャーマネージメント機能も搭載しているので、最適な映像モードを選択することで、映画などの暗いシーンも鮮明に投写でき、DVDソフトをはじめとした動画を再生するときに美しい画像を投写します。

(※)DVI−D端子はLT380Jのみ

8.「ランプエコモード」でランプ交換時間(目安)※最大3000時間まで延長が可能

省エネルギーモードの「ランプエコモード」を選択すると、ランプ交換時間(目安)を最大3000時間に延長することができます。このモードを選択することにより、ランプ交換の費用や手間が大幅に削減できます。
(LT380Jのランプエコモード時の明るさは2200ルーメン。LT280Jのランプエコモード時の明るさは1900ルーメン。標準モード時のランプ交換時間(目安)は2000時間)

(※)保証時間ではありません。


今回の新商品向けオプション品は次の通りです。

品名(型名) 希望小売価格(税抜価格) 発売日
交換用ランプ(VT75LP) 42,000円(40,000円) 既発売
天井用取付けユニット(VT70CM) 42,000円(40,000円)
無線LANカード(NWL-100E) オープン
 

なお、新商品のその他の特長については、下記リンク先をご参照ください。

(注1) 通信モードがアドホックの場合、IEEE802.11b動作(最大速度11Mbps)となります
(注2) Windows®2000、Windows®XPのみ対応

その他の特長     主な仕様

以 上

<備考>

・ ビューライト、SQUARE SHOTはNECビューテクノロジー鰍フ登録商標です。
・ スィートコンプレッションは、NECビューテクノロジー鰍フ商標です。
・ Windowsは米国Microsoft Corporation の米国およびそのほかの国における登録商標です。
・ XGAは米国International Business Machines Corporationの登録商標です。
・ Macintoshは米国Apple Computer Inc.の登録商標です。
・ Ulead Systems、Photo Explorerは、Ulead Systems社の登録商標または商標です。

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