NECビューテクノロジー(社長:雄川孝志、本社:東京都港区)はこのたび、映画館などの大画面に対するニーズに対応するため、米国テキサスインスツルメンツ社のDLPシネマ™用DMDチップ「DC2K」を搭載し、スクリーンサイズ横幅25mまで対応した(※1)DLPシネマ™プロジェクタ「NC2500S」を商品化し、本日から受注活動を開始いたします。国内・輸出をあわせ、発売後1年間で200台の販売を見込んでおります。
なお、希望小売価格はオープンとなっております。
当社では、昨年7月に、対応スクリーンサイズ最大横幅8mの世界最小、最軽量(※2)のDLPシネマ™プロジェクタ「iS8−2K」を商品化しておりますが、昨今の映画業界においては大画面に対するニーズが高まってきております。「NC2500S」はこうした市場ニーズに対応することを目的に商品化したもので、対応スクリーンサイズ横幅25mは、DLPシネマ™プロジェクタでは最大となります。(※1)
「NC2500S」は、プロジェクタとランプ電源部が分かれているセパレート型のDLPシネマ™プロジェクタで、パネル解像度2K(2048×1080)、オン・オフの振り角12度の米国テキサスインスツルメンツ社のDLPシネマ™用DMDチップ「DC2K」を搭載、コントラスト比は2000:1以上を実現しております。引き締まった黒を映し出せるため、デジタルシネマやハイビジョンなどの高解像度の入力ソースを忠実に再現します。
なお、当社では、今回の新商品「NC2500S」に続き、今年度中に、DLPシネマ™用DMDチップ「DC2K」搭載で、対応スクリーンサイズ横幅15mまで対応したモデルの発売を予定しております。
また、オプション品においては、映像信号の切り替えや処理を行うマルチメディア・スイッチャーの新商品として、映像業界で高い評価を受けている米国シリコンオプティクス社のHQV™チップ「REALTA」を搭載したモデルの発売を予定しております。
これらにより、DLPシネマ™プロジェクタのラインナップ強化を図るとともに、オプション品も映像業界の画質に対する高い要求に応えていくことで、デジタルシネマ事業を積極的に展開してまいります。