弊社は、一昨年8月に、投写レンズではなく非球面ミラーを使用した弊社独自の光学設計により、60型画面をわずか26センチで投写可能にした、ミラー投写方式DLPTMプロジェクタ「ビューライトWT600」を発売いたしました。従来の投写レンズを使用したプロジェクタでは実現できなかった超短焦点投写が可能なため、設置場所に左右されない、効果的なプレゼンテーションができると好評をいただいております。
今回発売する「ビューライトWT610」並びに「ビューライトWT615」は、その後継機種となるモデルで、明るさやコントラスト比をアップさせ、また、高速無線LANを実現するなど、機能の向上を図りました。また、「ビューライトWT615」はお手軽電子ボード機能付きモデルで、電子ペンを標準添付しており、壁や黒板を電子ボードの代わりとしてご使用いただけるようになっております。
これらにより、より鮮明な画像を超短焦点で実現するとともに、ミラー投写方式プロジェクタをより多彩なシーンでご使用いただけるようになりました。
新商品の主な特長は次の通りです。
<新商品の主な特長>
1.明るさ・コントラスト比大幅アップで鮮明な画像を超短焦点で実現
明るさは、2000ルーメン(3500アウトプットルーメン(注1))で、従来機種の1500ルーメン(2500アウトプットルーメン)から大幅にアップしました。また、コントラスト比は2000ルーメンクラスでは世界最高レベルの3500:1を実現、部妙な色や暗部のニュアンスもリアルに写し出します。
2.無線LAN対応で簡単でスピーディーなワイヤレス&ペーパーレスプレゼンテーションが可能
NECインターネットシステム研究所と共同開発した、パソコン画面を効率良く高速・高画質で伝送する「高速高画質符号化」技術を採用したことにより、パソコンのCPU性能にさほど左右されず、写真や文字、図形が混在した複雑な資料でも高画質でかつスピーディーに伝送できるようになりました。伝送スピードは従来機種に比べて約3倍速くなり(注2)、ストレスを感じさせません。
標準添付の無線LANカード(IEEE802.11b/g準拠(注3))をプロジェクタのPCカードスロットに装着し、パソコンにユーティリティソフトをインストールしてネットワーク接続設定をすれば、無線LANに接続したパソコンの画像を映像信号ケーブルなしで投写できます。
これにより、ワンタッチ切り替えで発表者を交代することができたり、参加者の画面を指定できます。例えば、教室で使用する場合、先生が生徒の中から指定し、その画面を表示することが可能です。
また、発表者が許可すれば、発表者のプレゼン資料を他の参加(出席)者がパソコンでキャプチャーとメモ追加が可能で、また、ネットワーク上でプレゼン資料をダウンロードできるので、ペーパーレスプレゼンが可能です。
3.壁や黒板が簡単に電子ボードに早変わり「お手軽電子ボード」機能搭載(WT615Jのみ)
標準添付の電子ペン(注4)を使用すれば、内蔵センサがペンの動きを察知し、投写画面に書き込みができます。専用ドライバのインストールの必要はないので、簡単に壁や黒板が電子ボード代わりになります。
電子ペンはマウス代わりに使用することも可能なので、無線LANで接続されているパソコンを遠隔操作し、画面を切り替えることが可能など、使い勝手が良く、使用シーンも広がります。さらに、画像は投写しないで、背景を白や好みの色にして、電子ボードとしても使用できます。書き込んだ内容はメモリーカードに保存することができます。
※「お手軽電子ボード」機能の使用可能サイズは40〜80型になります
4. 設置性能を向上
当社独自に光学設計で、40型で約6cm、60型で約26cm、100型でも約66cmという超短焦点投写が可能なので、狭いスペースでも大画面投写を実現できます。また、設置状態を素早く調整できる水平検出センサを搭載しているので、投写画面の歪みが簡単に補正できます。そのほか、台形補正、4点補正など、オンスクリーンメニューで簡単に投写画面の調整ができます。
5.「ランプエコモード」でランプ寿命最大4000時間と32dBの静音化を実現
省エネルギーモードの「ランプエコモード」を選択すると、ランプ寿命を最大4000時間に延長できます。このモードを選択することにより、ランプ交換の費用や手間が大幅に削減できます。さらに、32dBの静音化も実現しました。静かな環境下で大画面映像をご覧いただけます。
(ノーマルモードのみ使用時のランプ寿命は2000時間。また、ランプエコモード時の明るさは1500ルーメン(2500アウトプットルーメン))
今回の新商品向けオプション品は次の通りです。