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平成17年1月31日

報道資料

NECビューテクノロジー


ミラー投写方式DLPプロジェクタ2機種を新発売

― 超短焦点、高輝度&高コントラスト、高速無線LANなどを実現 −


商品画像
(写真:WT615)


 NECビューテクノロジー(社長:雄川孝志、本社:東京都港区)はこのたび、拡大する電子プレゼンテーション市場向けに、弊社データプロジェクタ「ビューライトシリーズ」の新商品として、従来機種に比べ、明るさ、機能を向上させたミラー投写方式DLPTMプロジェクタ「ビューライトWT610」並びに「ビューライトWT615」を本年2月中旬から順次発売することにいたしました。国内・輸出をあわせ、発売後1年間で2機種合計1万台の販売を見込んでおります。  

型名、明るさ、希望小売価格などは次の通りです。

商 品 名
(型 名)
パネル解像度 明るさ コントラスト比 希望小売価格
(税抜価格)
発売時期
ビューライトWT610
(WT610J)
XGA
(1,024×768ドット)
2000ルーメン
(3500アウトプットルーメン)
3500:1 627,900 円
(598,000円)
平成17年2月中旬
ビューライトWT615
(WT615J)
680,400円
(648,000円)
平成17年3月中旬



弊社は、一昨年8月に、投写レンズではなく非球面ミラーを使用した弊社独自の光学設計により、60型画面をわずか26センチで投写可能にした、ミラー投写方式DLPTMプロジェクタ「ビューライトWT600」を発売いたしました。従来の投写レンズを使用したプロジェクタでは実現できなかった超短焦点投写が可能なため、設置場所に左右されない、効果的なプレゼンテーションができると好評をいただいております。

今回発売する「ビューライトWT610」並びに「ビューライトWT615」は、その後継機種となるモデルで、明るさやコントラスト比をアップさせ、また、高速無線LANを実現するなど、機能の向上を図りました。また、「ビューライトWT615」はお手軽電子ボード機能付きモデルで、電子ペンを標準添付しており、壁や黒板を電子ボードの代わりとしてご使用いただけるようになっております。

これらにより、より鮮明な画像を超短焦点で実現するとともに、ミラー投写方式プロジェクタをより多彩なシーンでご使用いただけるようになりました。

新商品の主な特長は次の通りです。


<新商品の主な特長>

1.明るさ・コントラスト比大幅アップで鮮明な画像を超短焦点で実現

明るさは、2000ルーメン(3500アウトプットルーメン(注1))で、従来機種の1500ルーメン(2500アウトプットルーメン)から大幅にアップしました。また、コントラスト比は2000ルーメンクラスでは世界最高レベルの3500:1を実現、部妙な色や暗部のニュアンスもリアルに写し出します。

2.無線LAN対応で簡単でスピーディーなワイヤレス&ペーパーレスプレゼンテーションが可能

NECインターネットシステム研究所と共同開発した、パソコン画面を効率良く高速・高画質で伝送する「高速高画質符号化」技術を採用したことにより、パソコンのCPU性能にさほど左右されず、写真や文字、図形が混在した複雑な資料でも高画質でかつスピーディーに伝送できるようになりました。伝送スピードは従来機種に比べて約3倍速くなり(注2)、ストレスを感じさせません。
標準添付の無線LANカード(IEEE802.11b/g準拠(注3))をプロジェクタのPCカードスロットに装着し、パソコンにユーティリティソフトをインストールしてネットワーク接続設定をすれば、無線LANに接続したパソコンの画像を映像信号ケーブルなしで投写できます。
これにより、ワンタッチ切り替えで発表者を交代することができたり、参加者の画面を指定できます。例えば、教室で使用する場合、先生が生徒の中から指定し、その画面を表示することが可能です。
また、発表者が許可すれば、発表者のプレゼン資料を他の参加(出席)者がパソコンでキャプチャーとメモ追加が可能で、また、ネットワーク上でプレゼン資料をダウンロードできるので、ペーパーレスプレゼンが可能です。

3.壁や黒板が簡単に電子ボードに早変わり「お手軽電子ボード」機能搭載(WT615Jのみ)

標準添付の電子ペン(注4)を使用すれば、内蔵センサがペンの動きを察知し、投写画面に書き込みができます。専用ドライバのインストールの必要はないので、簡単に壁や黒板が電子ボード代わりになります。
電子ペンはマウス代わりに使用することも可能なので、無線LANで接続されているパソコンを遠隔操作し、画面を切り替えることが可能など、使い勝手が良く、使用シーンも広がります。さらに、画像は投写しないで、背景を白や好みの色にして、電子ボードとしても使用できます。書き込んだ内容はメモリーカードに保存することができます。
※「お手軽電子ボード」機能の使用可能サイズは40〜80型になります

4. 設置性能を向上

当社独自に光学設計で、40型で約6cm、60型で約26cm、100型でも約66cmという超短焦点投写が可能なので、狭いスペースでも大画面投写を実現できます。また、設置状態を素早く調整できる水平検出センサを搭載しているので、投写画面の歪みが簡単に補正できます。そのほか、台形補正、4点補正など、オンスクリーンメニューで簡単に投写画面の調整ができます。

5.「ランプエコモード」でランプ寿命最大4000時間と32dBの静音化を実現

省エネルギーモードの「ランプエコモード」を選択すると、ランプ寿命を最大4000時間に延長できます。このモードを選択することにより、ランプ交換の費用や手間が大幅に削減できます。さらに、32dBの静音化も実現しました。静かな環境下で大画面映像をご覧いただけます。
(ノーマルモードのみ使用時のランプ寿命は2000時間。また、ランプエコモード時の明るさは1500ルーメン(2500アウトプットルーメン))

今回の新商品向けオプション品は次の通りです。

品 名(型 名) 希望小売価格
(税抜価格)
発売日
交換用ランプ(WT61LP)  47,250円
(45,000円)

平成17年2月中旬

天井用取付けユニット(WT60CM) 63,000円
(60,000円)
既発売
 無線LANカード(NWL-100E) オープン



新商品のその他の特長および使用については、下記リンク先をご参照ください。

以上

その他の特長    主な仕様


(注1)
WT610J/WT615Jの投写角度が急角度であるため、測定器をスクリーンに平行に配置するJIS規格※に沿って明るさを測定すると、光全体が取り込めず、実際にアウトプットされている明るさより大幅に低い数値で計算されます。そのため、実際にアウトプットされている明るさを示すために、測定器を光軸に対して垂直になるように配置して測定した数値を当社独自のアウトプットルーメンという表現で併記しています。
※JIS X6911-2003 付属書2.2 1-6項
(注2)
WT600Jと比較した場合、当社比
(注3)
通信モードがアドホックの場合、IEEE802.11b動作(最大速度11Mbps)となります。
(注4)
電子ペン利用の際は、ペン先が押せる硬い壁に投写してください。また、プロジェクタとスクリーンは平行に設置してください。ペンはスクリーンに対しなるべく垂直にご利用ください。20度以上傾けた場合、描画機能がうまく働かない場合があります。反響の高い室内、CRTモニタの近くや直射日光の当たる場所、風の当たる場所でのご利用はご遠慮ください。また、プロジェクタ側でピンクッション補正、キーストーン補正、3Dリフォームを行っている場合はご使用になれません。リア投写ではご使用になれません。


<備考>


・ ViewLight、SQUARE SHOT及びAccuBlendはNECビューテクノロジー鰍フ登録商標です。
・ Windowsは米国Microsoft Corporation の米国およびそのほかの国における登録商標です。
・ XGAは米国International Business Machines Corporationの登録商標です。
・ Macintoshは米国Apple Computer Inc.の登録商標です。
・ DLP(Digital Light Processing)は、米国テキサスインスツルメンツ社の商標です。
・ Ulead Systems、Photo Explorerは、Ulead Systems社の登録商標または商標です。




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