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平成15年3月18日

報道資料

NECビューテクノロジー


ランプ2灯式を採用し、高輝度化と長時間連続使用を実現した

高輝度液晶プロジェクタ2機種を新発売


gt5000jpg画像
(写真:GT5000)

 NECビューテクノロジー(社長:雄川孝志、本社:東京都港区)はこのたび、ランプ2灯式を採用し、最大6000ANSIルーメンの高輝度と長寿命ランプとの組み合わせにより、最大9000時間の長時間連続使用を実現した液晶プロジェクタ「GT5000」を商品化し、本年3月20日から発売することにいたしました。また、本年6月中旬には最大5300ANSIルーメンの「GT6000」も商品化・発売する予定で、2機種合計で、国内・輸出をあわせ、発売後1年間で1万台の販売を予定しています。

<型名・希望小売価格・発売時期など>

型 名 最大表示解像度
(Advanced AccuBlend対応)
パネル解像度 希望小売価格
(税別)
質量 発売時期
GT5000 U−XGA
(1,600×1,200)
1,024×768 180万円
(レンズ別売)
18.4kg
(レンズ除く)
3月20日
GT6000 U−XGA
(1,600×1,200)
1,400×1,050
250万円
(レンズ別売)
18.4kg
(レンズ除く)
6月中旬

  「GT5000」並びに「GT6000」は、システム用途向けに商品化したもので、当社では初めてランプ2灯式を採用し、高輝度大画面投映と長時間連続使用を実現しました。また、ランプの1つに寿命がきても、もう一つのランプで投映を継続させるランプ切り替え機能を搭載しています。さらに、円筒形スクリーンや球面スクリーンへもスクエアな画面を投写可能とする拡張機能を備えており、大画面投映の応用範囲が広がります。
この他にも、上下左右の電動レンズシフト機能やLANポート標準装備によるプロジェクタ制御、無線LANにも対応した画像送信、さらに、スタック投映やDVIやBNCなど豊富なインターフェイス装備等、様々なシステムでご使用いただけます。また、オプションレンズは、短焦点タイプから長焦点タイプまで5種類を用意しました。会議室から講堂、ホール、イベント会場まで、設置場所に合わせて適切なレンズを選択することが可能です。

<オプションレンズ>

型 名 レンズ名称 希望小売価格
(税別)
投映距離比※ 質量 発売時期
GT20ZL 中焦点ズームレンズ 15万円 2.0〜2.6:1 2.0kg 3月20日
GT13ZLB 短焦点ズームレンズ 25万円 1.2〜1.5:1 2.0kg 4月10日
GT24ZLB 中焦点ズームレンズ 2.2〜3.2:1 1.8kg
GT34ZLB 長焦点ズームレンズ 3.2〜4.8:1 1.7kg
GT10RLB 短焦点固定レンズ 1:1 1.7kg 6月中旬

※スクリーンへの投映距離:スクリーンの横幅寸法

新商品の主な特長は次の通りです。

<新商品の主な特長>
1.高輝度6000ANSIルーメンを実現(GT5000)
新開発のマイクロレンズアレイ(MLA)付き1.4型ポリシリコンTFT液晶パネルと、275W DCランプの2灯式を採用することで、6000ANSIルーメンという高輝度を実現しました。       
また、最大2台のスタック投映も可能で最大12,000ANSIの高輝度投映を実現できます。
(GT6000の輝度は最大5300ANSIルーメン、2台スタックの場合は最大10,600 ANSIルーメン)

2.ランプ2灯式とランプエコモードにより様々な使用シーンを演出
2灯モード、1灯モード(※1)、ランプエコ(省エネ)モードに加え、長寿命ランプを用意していますので、必要以上の輝度を抑えることで、連続使用時間とランプ寿命を延長できます。また、1灯のランプ寿命が来た時やランプ切れが生じても自動的にもう一つのランプに切り替えるランプ切り替え機能を装備。さらに、長寿命ランプを使用すれば最大9000時間の長時間連続使用が可能なので、ランプ交換回数軽減などでメンテナンスに大きく貢献します。同時にファンノイズおよび消費電力を低減します。

3.「SQUARE SHOT(スクエアショット)」機能で、円筒形や球面のスクリーンへも スクエアな画面を投写可能
当社独自の画像変換技術を組み込んだ新開発ASICの搭載により、従来の上下左右の台形補正技術では補正しきれない立体的な歪みを補正する3Dリフォーム機能で、より美しい画像を投映できるようにしました。市販のUSBマウスを使用して画面上で4点(4隅)をクリックするか、リモコンか本体ボタンの操作で画像をスクエアに補正できます。
また、縦台形補正±40°、横台形補正±30°という広い範囲での台形歪補正が可能で、補正はおよそ1度1ステップで行えるので、細かい調整をスムーズに行えます。さらに、補正データは保存できますので、常設している会議室などでは、常にスクエアな画面を表示できます。
また、業界で初めて円筒形スクリーンや球面スクリーンへもスクエアな画面を投写可能とする拡張機能を備えており、大画面投映の応用範囲が広がります(※4)。


4.電動ズーム・フォーカス・レンズシフト機能(上下左右)を搭載し、5種類のオプションレンズを用意

投映レンズのズーム・フォーカスがおこなえる電動ズーム・フォーカス機能の搭載に加え、投映画面の位置調整を本体の位置を変えずにできる「電動レンズシフト機能」を搭載しました(※2)。レンズシフトは上下方向だけでなく左右方向にも行え、入力信号毎にレンズ位置(ズーム、フォーカス、レンズシフト)をメモリーすることもできますので、設置の幅が広がります。
また、短焦点タイプから長焦点タイプまで5種類のオプションレンズを用意しました。会議室から講堂・ホール、イベント会場まで、設置場所に合わせてレンズを選択することができます(※3)。

5.無線LAN・有線LANに対応、ランプ寿命やエラーメッセージをEメールでお知らせ
LANポート(RJ−45)を標準装備していますので、市販の有線LANケーブル(Ethernetケーブル)を使って、パソコンでプロジェクタの監視やコントロールをネットワーク経由で一括管理できます。また、オプションの無線LANカード(SWL-2100-NJ:オープン価格)をプロジェクタのPCカードスロットに装着し、ネットワーク接続設定をすれば、パソコン画像を映像信号ケーブルなしで投映が可能です。複数のパソコンを使用した会議などでは、パソコンのつなぎ換えも説明者の移動の必要もなくなります。さらにプロジェクタから3つの宛先にEメールでランプ寿命やエラーメッセージを送信できる「メール通知機能」を装備していますのでメンテナンスに有効です。
*Macintoshでは「メール通知機能」「HTTPサーバ機能」以外、は使用できません。

6.多彩な入力端子及び充実したシステム制御インターフェイス
 BNC、DVI−D、アナログRGB、コンポーネント、Sビデオ、コンポジットなど様々な入力信号に対応しています。さらに、BS放送のハイビジョン規格(D1〜D5)にも対応しています。また、システム制御はRS−232Cに加え、USB、リンクモード、無線LAN、有線LAN(RJ−45)接続によるプロジェクタの操作や状態の管理など、ユーザーニーズに合わせたシステム構築が可能です。
さらにSDI、RGBのオプションボードを装着できるオプションスロットを2つ装備していますので拡張することも可能です。


 また、今回の新商品の発売にあわせて、次の専用オプション品を発売いたします。

商 品 名 型 名  標準価格(税別) 発 売 時期
交換用ランプ(標準)  GT60LP 60,000円
3月20日
交換ランプ(長寿命)) GT60LPS
 天井用取付けユニット GT60CM

※この他、SDI、RGBのオプションボードを発売する予定です。

なお、新商品の主な仕様については、別紙をご参照ください。

以 上

※1 GT13ZLBは使用できません。
※2 GT10RLBはレンズシフトは使えません。
※3 ご使用いただくレンズにより、シフト量、明るさは変わります。なお、従来のGTシリーズの レンズも使用可能ですが、レンズメモリー機能は使えません。
※4 設置環境によりできない場合があります

<備考>

XGAは米国International Business Machines Corporationの登録商標、iMacは米国
Apple Computer Inc.の商標、SQUARE SHOTはNECビューテクノロジーの商標、ビューライト、及びAccuBlendはNECビューテクノロジーの登録商標です。
また、記載されている社名及び商品名は、各社の商標または登録商標です。

その他の特長     主な仕様



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